- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062130981
作品紹介・あらすじ
マンガで読むからよくわかる!「メディチ家」のすべて。ルネサンス期のフィレンツェを300年にわたって支配したイタリアの名門メディチ家。一商人から一国の君主、ついには教皇にまで登りつめた「奇跡の一族」の盛衰を描く。
感想・レビュー・書評
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樋口雅一さんは初めて知ったのですが、本業のアニメの仕事をしながら週末だけ漫画を描いて、12年で聖書の漫画を描き上げたそうです。
私は先日里中満智子さんの聖書漫画を読んだばかりです。
このメディチ家の本は、里中さんの感情移入させてしまう流れに対して、大河ドラマ風といえます。
登場人物は肖像画がのこっているので里中さんみたいにイケメンと美人に変えるわけにはいかないですし。
でも家系図や写真などもいれて、とてもわかりやすく面白かったです。
私がフィレンツェで感動したのはウフィツィ美術館とならんでリカルディ宮殿でした。
こちらは地味で観光客も少なかったです。建物はすぐ見つかったのですが、入口が見つからなくて苦労しました。
当時の目立ちたくない彼らの気持ちがほんとうに伝わってきました。
ゴッツォリの『ベツレヘムに向かう東方の三賢王』のフレスコ画を見れたことがフィレンツェでいちばんの感動でした。
この絵も紹介してほしかったなあ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
絵はあまり好きにはなれないのですが、歴史を見る上ではとてもわかりやすいです。大富豪と言われたメディチ家も、地盤を固めるまでは相当の苦労と政治的なあれこれの上でやっと有名になったんだなとわかる一冊。メディチ家に関わった画家たちの一生も同時に読むことができるので、西洋史に興味がある人はオススメです。
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名前が同じ人物がいたりして人物が覚えにくいところだが、漫画で描かれているのでわかりやすい。
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似たような名前の外国人が狭い範囲でごちゃごちゃと入れ替わったりするのを字面だけで読んでいくとわかりにくいものだが、適度にデフォルメされて漫画になっているとわかりやすい。入門の書としてはよいだろう。