40 翼ふたたび

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 572
感想 : 120
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062133005

感想・レビュー・書評

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  • 石田衣良さんの作品(小説)もこれで制覇かな?
    「40歳から始めよう。」がテーマの小説。
    読む前まで全く期待していませんでした。
    40歳のお話だし、共感できなさそうだし…と思っていましたが読んで本当に良かったです。
    多分賛否両論の作品。
    でも私はかなり気に入りました。
    なんか今の自分にすごくぴったり。
    (まだ10代ですが…)

    *真夜中のセーラー服
    *もどれないふたり
    *翼ふたたび
    *ふたつの恋が終わるとき
    *われら、地球防衛軍
    *はい、それまでよ
    *日比谷オールスターズ


    40歳、人生の折り返し時点に立っているおじさん方のお話。
    4TEENにかけてるのかな?と疑問に思ったり。
    石田さんお得意の主人公が事件を解決していく短編集パターンです。
    今回は主人公が石田さんの元職業である広告代理店に勤めているという設定でかなリアルでした。
    そっち方面に進みたい方にもお薦めの作品。
    たしかにIWGPみたいなスリルや勢いはないと思います。
    でもこれが40歳のリアルな小説だし私はしっくりきました。
    最後の終わり方も劇のセリフも大好きです!
    言葉ひとつひとつが本当に勇気をくれます。
    最後の方は鳥肌と涙が止まりませんでした。
    石田衣良さんの作品大好きだな〜と再び実感した作品。

    お金関係なく、自分が夢中になれる仕事。
    自分のやっていることが誇れる仕事。
    まだ社会に出ていないから甘い考えだと思うけどそんな素敵な仕事に巡り合えたらいいな。
    だから今の自分を変えたいと思いました。
    つまらない見栄やプライドは捨てて、自分の夢に向かって無我夢中で走りたいと思わせてくれるきっかけになりました。
    この本と出会えてよかったです。



    終わったのはまだ第一章だけだ。これからもっと心豊かな黄金色の第二章がやってくる。喜一は繰り返し胸に刻んだ。今このときを全力で生きるのだ。
    四十歳から始めよう。

  • 若くない主人公の話も書くんだね

  • いいねえ。オヤジたちへの応援歌ってとこか?こういうのを書かせたら、重松か衣良か、だな。

  • 同じ人が出てきますけど、短編集みたいな感じになってます。

  • 2008.8/17
     40歳からはじめよう/人助け的な話。最後は感動的。/でも「ダメポ」は最近使ってる人いないんじゃ?ちょっと違和感あり。

  • 4TEENを読んだ後、その続編だと思って読み始めたら全然違って肩透かしを食らった心持ち。
    40代の人たちの再生とかそんなんが書かれているのですが、どれもいい話で3回も読み返してしまった。
    年とると涙腺緩んで困るぜ、と思いつつも、やはり胸には希望で人が再生する姿は美しいなあとなんだかんだいってもこういう話が好き。

  • 40歳の人をテーマにした短編集
    引きこもりの人が面白かった

  • エッセーかと思ったら小説でした。
    40歳で独立した広告マンと同い年の人たちの再生の物語。人生半分終わったというのに今の俺は、、と思ってしまう40代へのエール。

    人生楽しんでいきましょう! と言ってのけるには少しばかり重い現実。周りを見ていて思うのですが、男性は30代後半くらいで一度、自信をなくす時期があるんでしょうか。でもね、周りから見るとね、まだ全然イケてるから自信をなくさないで、という風に見えてるんですよ☆

  • 石田衣良はなんかあたりはずれがあるなあ。この本はハズレ気味。甘ったるくて軽いんだよなあ。40代の男の人たちの立ち位置の微妙さなんかは結構胸にせまるものがありましたが。全てがうまくいくおとぎ話みたいな話。でも、嫌な気分にさせる本じゃないし、気軽に読めていいかなあ。でも、もっとおもしろい作品書けるのになあってつい思っちゃうんです。期待しすぎなのかなあ?40代に入って読んだら違うのかなあ。うーむ。

  • 40歳の男たちの再生の物語。随所に女性も出てくるがキャリアばかりで専業主婦は皆無。というわけで、理解できなかった。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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