アメリカ経済終わりの始まり──脱ペーパーマネー経済時代の超資産運用論

著者 :
  • 講談社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062137249

感想・レビュー・書評

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  • おすすめ度:85点

    2006年11月初版。その後の株価下落、金上昇などなど、見事に予測を的中させている。
    著者のものの見方や考え方が今と変わらず、「全くぶれていない」ということも分かる。
    資本主義のマネーゲームは、「先を読む」という一点に才能ある人々が競い合うゲームだ。そこでは、学歴も老若男女も国籍すらも関係ない。
    「運用よりも投資のタイミング」とはその通りだと思う。
    それにしても、著者がNYダウの大底のタイミングで証券マンとしての人生をスタートさせ、金価格の大底のタイミングで証券会社を辞めて独立し、金鉱山会社ジパングを創業させていることは、何たる運命の偶然、天与の幸運であろうことか!

  • 経済の解説書を期待してたけど、解説書というよりは、筆者の主張がつらつらと書かれている一冊。
    円高ドル安とか金利を理解するのでいっぱいいっぱいのオレにはなかなか厳しい内容でした・・・ww

    述べられていることを自分なりに整理すると・・・(内容は2005年に書かれたもの)

    アメリカ経済は、着々と崩壊の道を歩んでいく。
    円高ドル安が進行し、円の国際的な力はさらに伸びていき、国際経済で生き残れる国こそ日本である。
    日本の財政は破たんしてるなんてよく言われるけど、米国債の保有率を下げればすぐに解決できる。
    それを、変にアメリカに気を遣って行動に移せない日本は、どうかしてるぜっ!アメリカなんかほっとけよ!的なね。

    中国はこれから世界の脅威になり、覇者になるなんて言われてるけど、それは共産主義独特の政策実行力が作用しているだけであり、あんないい加減な国が世界のトップになることは、何十年先までありえない。あれもほっといてよし。

    やっぱ、世界経済の中心は日本でしょ!!!

    ってのは、筆者の主張。


    サブプライムローン問題と金の高騰化を予見するような記述が散見されている。
    実際にこの人自身は、金鉱山に投資する会社を設立してるくらいやしね。

    先を見る力はある人やと思うし、投資家として評価される人ってこういう人なんやろなー、と他人事のように感じてましたww

    考え方が偏り過ぎやし、自分の意見にかなり自信をお持ちのタイプの方で、オレは個人的には好きではない。
    まあ、オレの経済の知識では、何一つ反論できませんがね!!ww

  • アメリカ経済中心化と思ったら、日本のことも結構書いてありました。投資に興味がなくてもそれなりに面白かった。
    ここ数年の日本は環境問題にしろ何にしろ、政策も現状もちぐはぐで、とても強く見えないのだが…。でも、日本人が思うよりずっと、日本(円)は影響力を持っている、というのは当たっていると思う。しかし、米国債が紙切れになるのは本気で困る!きちんと返してもらって、国民の血税…!

  • フェデリティ投信は、バブルが崩壊する5ヶ月前に東京支店を閉鎖。日本株を処分しアメリカへ資金移動したくせもの。また2000年にまた東京市場にもどっている。ロックフェラー、ロスチャイルドの資金力は今では低い。現在は投資ファンドの時代。原発は加圧型軽水炉PWRと沸騰水型軽水炉BWRの2種。日本は半々。世界はPWRが多い。ウェスティングハウスはPWRは1957に初めて商品化 東芝はBWR 日本はエネルギー効率がよい。100万ドルのGDPを出すのに、日本は92.2 アメリカは255 OECDの平均は191.3

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