「地球温暖化」論に騙されるな!

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 95
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062147217

作品紹介・あらすじ

ベストセラー『不都合な真実』が封印した「真理」。二酸化炭素犯人説を完膚無きまでに論破する衝撃の書。

感想・レビュー・書評

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  • 環境問題は科学者/化学者といえども政治と無縁に語れないということが窺える本。

  • 二酸化炭素の排出量増大が、地球の温暖化の原因である。マスコミの過剰インフォメーションにより、ほとんどの人は、それを疑わない。しかし、これは科学的仮説である。人類の科学力ではこの仮説の証明はできない。しかも、いろいろな科学的調査から、「二酸化炭素が温暖化の原因」ではなく、「温暖化の結果、二酸化炭素が増えている」ことが有力な説になっている。そもそも空気中に0.0数%しかないものが、数%増えた(つまり、0.04から0.042見たいな事)からといって、地球の温度が何度も上がること自体非常に疑わしい。マスコミの暴走とはほんとに恐ろしい。 というのが本書の趣旨。その通りだと思う。

  • 巷では「二酸化炭素をはじめとした温室効果ガス排出のせいで地球は温暖化している」という理論が当たり前となっているがその流れに待ったをかけた本。著者は地学視点から地球はむしろ寒冷化に向かっていると指摘。さらに温暖化の主張の軸となるIPCCの報告書含め科学の知見と貢献とは何かといった内容も述べられている。科学に携わる人間としても読みたい一作。温暖化についてはより多くの文献で真偽を探ってみたくなった。

  • 温暖化とは全く反対のことを唱えている学者の本。

    明らかに偏りを見せる二酸化炭素犯人説だが、本当にそれが正しい説なのかは慎重に考える必要がある。

  • 今尚語られ続ける「地球の温暖化はCO2による温室効果ガスが原因説」
    息子の小学校でも、この温暖化の話は、担任により文科省からのリーフレットと共にしっかり時間を割いて語られており、原発の安全神話と同様に、幼いうちから擦り込まれようとしている。

    京都議定書、CO2の排出権等、温暖化問題は国同士の政治問題になっており「地球を守る」という議論からどんどん遠ざかっているように思う。

    そこに起こってしまった、3.11の原発事故。
    温暖化説を利用し、原発を世界中に売り込みたい経済至上主義なグローバル企業の存在、国家間の思惑等がようやく世界の人々に知らされ始めている。
    この「温暖化温室効果ガス犯人説」は、今後、世界の行く末を暗示する大事なキーになる話になっていくと思う。

  • データを添えつつ,かなり論理的に書かれていて大体納得できた.

  • 「地球温暖化・二酸化炭素犯人説」の暴走?!寒冷化?! 環境問題の一般論を批判する著者の考えとは?【請求記号:451.3||M 】

  • 批判チックで共感を得にくい, 2009/6/6


    主張している内容は傾聴する価値があるのかも知れませんが、なんていうか批判チックで、他の著書でもそうですが、共感しにくいです
    タイトルも良くない。アピール要素が強く、もう少しまじめなタイトルにしてほしい
    著者の主張だけを見るのでは無く、著者が批判し世の中の主流の地球温暖化説と両方を検証しながら、正しい方向性を見いだしていくべきかと思います
    この人の言葉だけで進むのも危険な気がしました

  • こんなのばっか読んでるのってどうなんだろう。
    でも面白いんだもの!

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著者プロフィール

丸山 茂徳(まるやま・しげのり)
1949年徳島県生まれ。スタンフォード大学、東京大学などを経て、1993年から2019年まで東京工業大学教授および特命教授・特任教授。地質学、地球惑星科学を専門とし、地質学会賞、アメリカ科学振興会フェロー、紫綬褒章、トムソンサイエンティフィックリサーチフロントアワード、アメリカ地質学会名誉フェロー、瑞宝中綬章ほか受賞・受章、著書多数。

「2024年 『TEN vol.5 科学教育の現在と未来』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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