10-10-10 人生に迷ったら、3つのスパンで決めなさい!

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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062147507

感想・レビュー・書評

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  • 「20世紀最高の経営者」と評されたジャック・ウェルチの夫人、
    スージー・ウェルチによる著作

    (ジャック・ウェルチ…元GEのCEO)

    人生に迷った時の決断方法を示す内容で、コンセプトは実にシンプル。

    「この選択をしたら、10分後はどう変わる?」(今すぐに出る結果)
    「この決断をしたら、10ヵ月後に後悔しない?」(近い将来に出る結果)
    「この道に進んだら、10年後、あなたは幸せ?」(遠い将来に出る結果)

    この3つのスパンで物事を決断する、
    「10-10-10」(テンテンテン)という考え方を示している。

    決断力を身につけたい方におすすめ☆

    ***

    「苦しみだけが、人に自覚をもたせる」(ドストエフスキー)

    自分の人生を立て直すには、
    「これまでとは違う方法で決断しなくてはいけない」と気づいたのだ。
    つまり、今すぐに出る結果、近い将来に出る結果、遠い将来に出る結果
    をじっくり考え抜くことによって、先を見通すことができるのではないか、と。
    十分後にどうなるか、十ヵ月後にどうなるか、十年後にどうなるか

    すべての決断を長期的な結果に基づいて下すべきではない

    子供たちに敬意と責任について教えたければ、
    自分の行動で示さなければならない

    私たちは最初と最後の情報をもっとも信頼し、
    その間に聞いた情報は、その正確性や妥当性に関係なく軽視しがちだ。
    また、人には一番よく聞く情報や好きな人から聞いた情報を重視し、
    嫌いな人から聞いた情報は軽視する偏向性があると考える認知心理学者もいる

    ◆プルーストの質問表
    「一番好きな美徳は何ですか?」
    「あなたのモットーは何ですか?」
    「もし自分が自分でなければ、誰になりたいですか?」
    「あなたにとって幸福とは何ですか?」
    「あなたにとって悲惨な状況とはどんなものですか?」

    ◆著者が作った質問表
    「自分がいないときに、自分についてどんな噂をしてほしいですか?」
    「両親の生き方の、どこが好きで、どこが嫌いですか?」

    要するに、仕事は人に生きる意味を与えてくれるのだ

    上司が何も言わないからといって、
    自分は問題なくやっているとは思わないこと

    成功はチームのものだ。
    よいリーダーは、部下の栄光によって輝くことを喜ぶ。
    よいリーダーは自分のエゴを満足させるより、
    部下の成長を見るほうが楽しいと心から思える

  • [出典]
    「解像度を上げる」 馬田隆明 P.188

  • 勝間さん推薦 不幸になる生き方より


    第1章を読めばオーケーかなな本

    10分後
    10ヵ月後、
    10年後どうなりたいかを軸にして決める。

    長期の幸せが、
    短期も中期も幸せなるとは限らない。



    価値観に関する質問

    ①遺産に関係すること
    (70歳のパーティであなたを悲しませるのは?)

    ②性格にかかわるもの
    (自分がいないときに、どんな噂をしてほしいか?)

    ③ライフスタイルに関わるもの
    (両親の生き方の好きなところ嫌いなところ)

  • 10分後、10ヶ月後、10年後を柔軟な頭で考えることが難しい。

  • 10-10-10(テンーテンーテン)は、人生管理ツール。
    10分後にどうなるか、10か月後にどうなるか、10年後にどうなるか。
    今すぐに出る結果、近い将来に出る結果、遠い将来に出る結果をじっくり考え抜くことで、先を見通すことができる。
    紙やペンを使ったり、友人に相談でもいい。必要なのは、自分の質問に答えるときに正直になり、十分に考えること。質問に対していくつか選択肢が出てきたら、それぞれどんな結果を生むか、考えてみよう。
    最後のステップは分析。集めた情報を全て取り出し、自分の心の奥底にある価値観と比べてみよう。
    様々な人の事例が紹介されている。

  • この考えは今までやってきたことがなかったし、何か小さな悩みで無駄に悩んでしまうようなことがあればこの手法で考えていけばよいんだということがわかった。
    とてもよい考えを教えてくれたことに感謝したい。

  • 決断に迷った時の人生管理ツール:10-10-10を紹介した本。「10分後にどうなるか、10ヶ月後にどうなるか、10年後にどうなるか」を考えることによって、より良い選択ができるというもの。実際には時間の単位に拘る必要はなく、要するに短期・中期・長期の視点で考えてみようというテクニック。
    『ライフハック心理学』で紹介されていたので読んでみた。紹介文の中にもあったとおり、この本の要点は上記が全て。著者がどうやってこのテクニックを発見したか、他の人達がどのように恩恵を受けたかなどがたくさん書かれているが、読む必要性はそれほどない。

  • 10分 10ヶ月 10年後 この軸で悩みを秤にかけていく。全てを手に入れることはできない。優先順位を考えようという。捨てることを完遂できていれば、こうした悩みも減るかなぁと思った。

  • 迷った時は
    10分後
    10ヶ月後
    10年後
    を考えてみる。
    たとえその決断によって10分後の自分は辛く苦しい想いをみたとしても、10年後の自分は大きく変わっている。
    逆もまたしかり。
    大事なのは、目先の事だけでなく、長期的なスパンで物事を捉え、決断すること。

  • ・この選択をしたら10分後はどう変わる?
    この決断をしたら10カ月後に後悔しない?
    この道に進んだら10年後幸せ?

    裏付けられた情報に基づき、価値観と向き合い、短期・中期・長期的にどうなってるか想像してみる。

    ジャックウェルチとの出会いも描かれていて、その効果はお墨付き⁉︎

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著者プロフィール

ファスト・カンパニー誌コラムニスト
ハーバード・ビジネス・レビュー誌の元編集長。マイアミ・ヘラルド紙やAP通信記者を経て2000年10月に同誌の編集長に就任。02年辞任し、04年にジャックと結婚。

「2018年 『ジャック・ウェルチの「リアルライフMBA」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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