- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062148207
作品紹介・あらすじ
昭和40年代、北海道・倶知安。希望を断たれた少年が引っ越したのは、不良がはびこる町だった。暴力の嵐に襲われ自暴自棄な中学、高校生活を送るかっちゃんに、未来は開けるのか?悩んで苦しみ周囲にぶつかりのたうち回る、荒ぶる魂の疾風怒涛の物語、完成。
感想・レビュー・書評
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高校へ行くこと、大学を目指すこと、今よりずっと意味ある時代だったんだなー。
実話だし、お兄とかっちゃんの関係も泣けた。
両親の考え方も、弟がいるからと大学を断念させられた自分とリンクしてしまった(≧∇≦)
自分にはかっちゃんほどのガッツも目標もなかったけど、今の時代、誰でもなんとなく大学に行くのってどうよ⁉︎と思ってしまった。
それから、いろんな境遇の友人がいることの大切さも感じる。
平均的な家庭の同じような金銭感覚しか知らずに育っていくのは果たして幸せ?
そうでない人もいることを目隠しして大人になる子どもたち。
大人にも子どもにも読んで欲しい本。
もちろん、ひまわりのかっちゃんから!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
続きが気になって 読みました。
かっちゃんと東君のその後の再会がメインかな?と・・・
そうじゃなかったヽ( ´ ▽ ` )ノ
主人公の成長が前作『ひまわりのかっちゃん』から見ると 文体も少し大人に。考える過程や人の思いへの気づき方など・・・
小学生の感性と中学生の感性&自己への反応など かなり成長した内容になっていて、大人の目線から見た場面などにも配慮がある。
面白かったとおもう。
主人公は口下手であまりコトバに出してくれないから 読んでて
話し合ってれば!!!!なんて歯がゆい思いをした。
人物像は かきこまれてて面白いと思う。脇役は出てくるだけの取りすがりの人くらいの描写で少し影が薄すぎかな?
時代が少し古いので 好き嫌いはわかれるのかなぁ?? -
とても、面白い文体であると思います。
「ひまわりのかっちゃん」をかれこれ数年前…?に読みまして。
ちょっと見かけたので呼んでみようー、と。
ひまわりのかっちゃんも、大好き、というか心打たれた本でしたが、内容があやふやになっているので、今回は書かずまた読んでみたいと思います。
………かっちゃん、そんな方だったのですね…!!
なんか、すごいなぁ、と尊敬してしまいました。(笑
電車の中で読んでたもので、途中で泣きそうに…!!(ノノ。
慌てて持っていた手拭いで(ハンカチタオルじゃないのか)さめざめと。
バレないように泣いてしまいまし、た。
んー、最後が、とっても。
感動、です、ね。
青春、って誰にでも来て、当り前の事で、みんな同じように悩んでる。
そう、思いました。
とても良い話だと思います。