走れUMI

著者 :
  • 講談社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062149822

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  • 小学生向きかな。

  • あるきっかけから手に入れた自転車に乗って、離婚した両親の父親に会いに行く話。

  • 作者が篠原さんだからというわけではないが、鉄のように熱いものを感じた。
    好きかもしれない、この人の書くもの。

  • おもしろかったー

    kumaさんの詩的なところは存分に文章を装飾し、臨場感をだしている。
    男子の共感を呼び、ノスタルジックな中に熱く燃え上がるものがある

    彼の立たされた状況やなんかはアレだ、大変だね、と流したいところだが
    子供が純粋であるためには大人がどうあればいいのか、とか
    大人ってなんだとか
    難しいことは考えたければ考えられるがそれは抜きにして
    人って、親って、子供って、シンプルにこうだろっってのは感じるところがある。


    なにしろ男子の立場ではあろうが、なにかもやもやとして、それでいて気持ちのいいものがある。

    それでいいんじゃないかな

    もやもやはある。
    あるのをわかっているかそうでないかの差があるだけかと

  • 昔は鯨で栄えた小さな港町に住む洋は、小学5年生。
    自転車屋を営む父と一緒に、商品のマウンテンバイクを磨くことが、洋の日課になっている。
    洋の両親が別居することになり、洋は母の実家であるミカン山のある町に引っ越さなければならなくなった。
    お気に入りだったマウンテンバイクを父からもらい、泣く泣く港町を後にした。

    新しい学校では、いじめられて辛いこともあったが、大好きなマウンテンバイクがあれば平気だった。
    6年生の夏休みのある日、息苦しい毎日から抜け出したくて、
    洋は母親に内緒で以前住んでいた港町に、一人でサイクリングに出かけた。
    そこでは、懐かしい人々が優しく洋を迎えてくれた。
    鯨祭りの3日間の滞在が、洋を成長させていった。

    父親と船で沖に出てタイを釣り上げる場面は、緊張感があってよかった。
    父親もおじいちゃんもいい人そうなのに、母親の家を出た理由がはっきりしなかったのが、読後すっきりしなかった理由の一つ。

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著者プロフィール

1942年札幌市生まれ。鉄の町、室蘭市で少年時代を過ごす。上京後、絵本、舞台美術、小説、エッセイなどで活躍し注目を集める。'86年から鉄を素材に作品を作り始め、以後モニュメントなどのダイナミックな造詣を全国各地に生み出している。著書に『カミサマ』『もちおもり』『A(アンペア)『蔓草のコクピット』などがある。

「2013年 『走れUMI』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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