愛新覚羅 王女の悲劇―川島芳子の謎

著者 :
  • 講談社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062152327

作品紹介・あらすじ

一九四八年春、「漢奸」の汚名を着せられた川島芳子は本当に北京で「銃殺」されたのか?その知性と美貌で「東洋のマタ・ハリ」と呼ばれた彼女の数奇な生涯とミステリアスな最期に迫るドキュメント・ノベル。

感想・レビュー・書評

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  • <b> 生涯を通じて、川島芳子の人間像はなぞめいていて、どこまでが実像で、どこからが虚像なのか、第三者には区別し難かった。行動と結果だけを見ていると、行き当たりばったりの気紛れで、さしたる理念もなく、無意味な独走に見えてしまうが、血の誇りに裏付けられ満州の地の再興にかけた思い入れは、本人にしか分からないのだ。</b><br>
    (P.114)

  • これまで出ている川島芳子モノに、何かを付加するような内容の本ではないですね。もう少し最近の研究成果などを取り入れてもよかったのでは?

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著者プロフィール

太田 尚樹:1941年東京生まれ。東海大学名誉教授。専門は比較文明論。著書に、『パエリャの故郷バレンシア』(中公文庫)、『満州裏史─甘粕正彦と岸信介が背負ったもの』(講談社文庫)、『死は易きことなり─陸軍大将山下奉文の決断』(講談社)、『伝説の日中文化サロン 上海・内山書店』(平凡社新書)、『満州と岸信介─巨魁を生んだ幻の帝国』(KADOKAWA)、『ヨーロッパに消えたサムライたち』(ちくま文庫)、『満洲帝国史─「新天地」に夢を託した人々』(新人物往来社)、『支倉常長遣欧使節 もうひとつの遺産─その旅路と日本姓スペイン人たち』(山川出版社)などがある。

「2022年 『南洋の日本人町』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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