森にすむヤマネの話 カメラ越しの30年

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  • 講談社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062156233

感想・レビュー・書評

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  • ヤマネのかわいい写真にひかれて読み始めたが、西村氏の写真家になったときの話や野性動物の保護の話は参考になることが多かった。一人の人が30年かけて培った経験を一冊で手軽に読めてしまい読んでよかったと思う本でした。

  • 雪の中に埋まっている写真にひゃっとした、木の中にもどしてあげたいヤマネかわいい

  • ヤマネ写真家の西村豊が、森の妖精といわれるヤマネとの出会いや、不思議な撮影秘話を語っています。今まで神秘的な存在として見られてきたヤマネですが、ネズミ取りに貼り付くなど、人の活動で命を落とす事例も近年多くなっています。現代人が忘れかけてきた、自然に対する向き合い方について考えさせられます。

  • 冒頭のカラー写真にきゅん。

    ヤマネを始めとした森の生き物たち(キツネ、ノネズミetc)について、著者が撮影を通じて知ったこと、気を付けていることなどと共に知ることが出来る。

    エッセイ風の文章で読みやすかった。

    普段あまり知ることのできない世界を垣間見られて非常に良かった。

  • 巻頭写真
    春…2
    夏…6
    秋…10
    冬…14
    はじめに…18
    目次…20
    私の撮影エリアと山の生きものたち…22
    ニホンヤマネ実寸大写真…24
    第1部ヤマネを追って…25
    第2部私の撮影フィールド…73
    第3部野生動物の保護…121
    ヤマネに思いを寄せて…172
    資料…174
    著者略歴・撮影協力…175

    2009年8月27日、(株)講談社、東京都、全176ページ

  • ヤマネのかわいらしさにハマったのは、まだ子どもの時のことだ。
    学校の図書室に子ども向けの図鑑があり、ねずみの仲間に「ヤマネ」とあった。「か・・・かわいい~~ん♪」
    以来ネズミ系の動物大好きになる。
    わたしは山へ登ったりはしないので、実物のヤマネに会うことはかなわない。
    ヤマネに会えるのは森を、生態系を、大自然を本当によく知る一握りの人だけだと思う。
    そうでなくては森をよく知らないわたしたちは山を森を荒らし、ヤマネの棲む場所を奪ってしまうことになるからだ。
    だから西村豊さんの本は、森を知らないわたしたちにヤマネの愛らしさを教えてくれる貴重な資料だ。

    野生動物に会いたいからといって餌付けすることの愚かさも教えてくれる。自然の理をよく知る人物からの言葉は貴重だ。
    様々な動物を餌付けしている人にもぜひ読んで欲しい・・・と願わずにはいられない。

  • 写真家・西村豊さんが描かれたエッセイ。
    山のお話もとても興味深いのですが、なによりこの胸をグッとつかんで離さないのは、このキュートなまんまるい生き物・ヤマネくんです!
    数年前に清里に旅行に行った際、当時6才だった息子の心を虜にした動物がこのヤマネでした。(その時買ったぬいぐるみは、今現在も寝るときのお供ぬいぐるみとして活躍中。都内で唯一飼育されている上野動物園ではヤマネのゲージ前に3時間居座り続けました)
    彼につきあってヤマネの絵本やら写真集やらをどっちゃり目にするうちに、ワタクシもこの愛らしい生き物の虜に・・・。
    もうこの表紙のまんまる具合からしてたまらんだろぉ!ってなもんです。
    中を開いてみても、あれやこれやの可愛らしいヤマネフォトが胸をキュンキュンいわせます(カメラに気付き、細い木の枝の向こうに隠れてじっと身をひそめる冬眠前のでぶっちょヤマネに悶絶。隠れてない!全く隠れてないよ!ヤマネさん!!)
    なにせヤマネさんは天然記念物で飼ったりできないからねぇ。
    こういった、愛らしい写真で心和ませようと思います、ふふふ。

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著者プロフィール

RTF教育ラボ副代表。東京都公立小・中・小中一貫校元校長。元校長会長。

「2020年 『授業づくりの診断書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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