- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062162715
感想・レビュー・書評
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●内容
・スタンフォードの経営工学者が、理想の上司(ボス)を語る。
・ボスはその立場から「クソッタレ」化しやすい状態にあるので、いかにしてそれを回避するか、という教え。
●コメント
○どんな人でもひとたび上司になれば、その椅子の権力から「クソッタレ」化してしまうという指摘。上司の椅子がクソッタレ化をもたらすので、自制して自らを律するしかないという。
(引用)
・上司の仕事には、大きな権力、業績へのプレッシャー、極度の疲労などがともなう。このため、上司は知らず知らずのうちにクソッタレ化し、部下を侮辱し、傷つけ、やる気を殺いでしまうのである。
・他人のミスから学びなさい。自分で全てのミスを犯しているほど、人生は長くないのですから。
・(あなたの内なるクソッタレをやっつけるための方法)
1、もしあなたが上司なら、「わたしたちはクソッタレだ」という訓戒はアホなやつらだけでなく、自分自身にも向けられたものだと考える。
2、クソ上司を発見した者に報奨金を出す―あなたがロクでもない行為をしているのを指摘した者に、20ドル与える。
6、もしあなたの上司が激しいクソッタレなら、自分もそれに染まってしまう危険がある。その場合はできる限り速く逃げること。それが無理なら、その上司にはできる限り近づかないようにする。
○クソッタレ上司に対して語られる「最高の上司」。こちらは類書での指摘と同様の部分が多いが、ややダーティな戦略も。
(引用)
・根拠のない<リーダーシップ幻想>を変えることは誰にもできない。しかし、有能な上司は、この幻想をうまく利用する術を知っている。さまざまな手を使い、「あの人には掌握力がある」という幻想をより高めるのである。
・最高の上司は、ネガティブな部下を職場から追い出す。なぜなら、数個の腐ったリンゴの破壊的な行為が、多くの優秀な部下の建設的な行為を傷つけてしまうからだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示