腹の蟲

著者 :
  • 講談社
3.13
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本棚登録 : 16
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (170ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062164627

作品紹介・あらすじ

かつて「息子」だった男は、やがて「父」となり、いま人生の後半に差し掛かっている。人間の成長と連環、生きていくということの根源を、丹誠を尽くした文体で描きだす、純文学書き下ろし作品。

感想・レビュー・書評

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  •  私小説です。作家先生の人柄を知っているので、どうしても著者の顔を浮かべてしまうのが読み手側の欠点ですが、人生の悲喜こもごもが淡々と綴られていて、人生に少々お疲れ気味の40代以降の方にはこころに響くものがあると思います

  • たんたんと幸せを語る。いいんじゃないの。

  • 今年は初めての作家との出会いが多くあった。
    意識してそうしたのだが、この人の作品も初めて読んだ。
    面白くて惹きつけられたと言う感じではないが、
    穏やかな流れの中で、読み手の私も和ませられるものがあった。

    芥川賞候補にもなり、いくつかの文学賞も受けているが、
    全然しらなかった。

    あと2つくらい読んでみたい。

  • 授業をきいているせいか読んでいて著者の声でお届けしますな感じだった
    ご本人が喋っているようででも主人公もご本人で誰がしゃべっているのか脳内あわあわした

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著者プロフィール

佐藤洋二郎(さとう ようじろう)
1949年福岡県生まれ。中央大学卒。主な作品集に『未完成の友情』『福猫小判夏まつり』『グッバイマイラブ』『神名火』『沈黙の神々Ⅰ・Ⅱ』などがある。『夏至祭』で野間文芸新人賞、『岬の蛍』で芸術選奨新人賞、『イギリス山』で木山捷平文学賞。著書多数。

「2023年 『百歳の陽気なおばあちゃんが人生でつかんだ言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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