- Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062164634
作品紹介・あらすじ
もはやエロスと関わらない男と女が悲哀を分かち、ともに老いることは叶うのか。ままならぬ人の世を生きていく夫婦の生々しい痛みと、未来への絆。
感想・レビュー・書評
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最後に何かに気づいたようだったが、思いの外ラストがあっけなかった。
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途中挫折
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50代になった壊れそうな夫婦の物語。書き下ろし。
妻の一人称で書かれているが、子供の頃に父親の暴力、母親のネグレクトがあり、30代で結婚したが夫の精子が薄くて子供ができず早々にセックスレス。実家の母と弟とは10年前から絶縁状態。去年夫はリストラされて無職となり酒浸りの上外泊を繰り返すので、近くにアパートを借りて夜はそこで寝るようになっていた。という自分にコンプレックスを持っている。
こうした状況で、高校の同級生と路上で再会するが、彼女はレズビアンに目覚めて恋人がいて、ストリップやレズビアンバーへ連れて行かれ、自分の状況を考えさせられる。
夫の不倫相手からの執拗な電話に対しては取り合わず、離婚を考えるわけでもないのだが、このあたりの考えがよく分からない。
母親に癌の転移が見つかり余命半年だと弟から電話があったが見舞いにも行かず、喘息の症状が重くなって寝込むようになり母親の臨終にも行かなかったのだが、そこから喘息が改善して、夫と腕を組んで葬儀に向かう。
作者が何を伝えたいのかがよくわからない。 -
小さな頃から喘息発作を繰り返し父親から暴力を振るわれていた主人公。夫には女の影があり新しい仕事を始めたばかりで子供はいない。50才の誕生日を迎えるが夫が帰ってこないとか。実母や弟と確執があり交流はない。自分とは全く違う環境だが同年代の女という事でふてぶてしさにも親しみを感じない事もない。
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稚内などを舞台とした作品です。
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悪い本じゃないんですが、タイトルが罪つくりなんです。
この本を読んでいると「おたくのご夫婦、何かあったの?」と聞かれそうで。タイトルは隠して読みましょう。