女の覚悟 -ひとり悩むあなたへ贈る言葉

著者 :
  • 講談社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062170963

作品紹介・あらすじ

心をすーっと軽くしたいとき、この一冊。孤独、不倫、失恋、不妊、老い、介護、身内の死…TVで話題の癒し系僧侶が教える、苦しみ、悲しみから抜け出すヒント。

感想・レビュー・書評

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  • 尼僧さんのお話しなので、宗教色が強いが、
    人にアドバイスをする時のニュアンスを学んだ。
    自分が欲しかった事への答えは見つからなかったけれど、
    半眼、「生老病死」の四苦の考え方は為になった。

  • 愛される妻とは。油断してはだめ

  • 女性向けの本だが、良書である。スッと入る言葉が多い。

    人生は、自分の道。人の道に乗ってはいけない。人生の(自分の)現在地に目覚めれば道は開ける。
    私たちは、私たちの中にある「考え」や「価値観」で相手のことを考えていないか。思いは、重い。
    「お香」のいい香りがする人は、その香りが身体の中から湧き上がってくる。
    「執着」というガラクタを捨てれば、そこにまた新しい何かが入ってくる。
    怨みに報いるに怨みを以てしたならば、ついに怨みの息むことがない。
    「愚者になりて往生す」バカな自分を自覚してこそ救われる。私が世話してやっているという気持ちになるとイライラもくる。
    自分が以下れば相手も怒る。自分が笑えば相手も笑う。
    相手の顔を決めるのは、いつもこちらの顔つきだ。
    あなたが救われる道は、今の状況を恨むのではなく、時間をかけて受け止め、そこから自分に何が出来るのかを学ぶ。
    生が偶然。死は必然。
    「自分はこの世の主人公」だと思っていませんか。「自分はできない人間」と宣言してください。
    心を柔らかくする。怨むから、心が頑なになってしまうのです。
    すべて見開いた状態で見ると見たそのままを指摘する。半分見過ごすことも大切(半眼)。つまりバカになる。
    言っている側は、ただ言いたい。だからまず「そうですね。」と言葉の最後に◯をつける。
    「信心決定」大切なのは、自ずと決まってくる。計画ではない。自分の力を信じるのではなく、他力の救いを信じることができたとき支えられる。
    「覚悟」とは、人生の節目。もう一度スタート地点に返るのだ。

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著者プロフィール

川村妙慶
1964年、北九州市真宗大谷派・西蓮寺の長女として生まれる。池坊短期大学卒業後、大谷専修学院(東本願寺経営)で仏教を学ぶ。10代で住職を亡くし、お寺を継ぐべく状況になるが、人生経験も浅く僧侶になる自信もなく、社会勉強のためアナウンサーの道に。30代から自坊(西蓮寺)へ戻り、本格的に僧侶として活動。結婚後、京都の寺へ嫁ぎ、主婦として、僧侶として生活に根づいた法話を続ける。ホームページに寄せられる月3000件以上の相談メールへの返信、出前法話などの仏法活動を展開中。“現代人の人間関係や生きがい”を主たるテーマに、若者から高齢者に至るまで、様々な悩み解決に取り組んでいる。NHK文化センター、読売文化センター等で「心の講座」講師を務める。NHKラジオ第2「こころをよむ」、KBS京都ラジオ「川村妙慶の心が笑顔になるラジオ」を担当。
ホームページ http://myoukei.life.coocan.jp/

「2023年 『求めない幸せ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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