パナソニックの選択――「環境で稼ぐ」業態転換の未来

  • 講談社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062177849

作品紹介・あらすじ

「すべてを変えることだ。さもなくば、会社は変われない」-中村邦夫は経営トップの座を禅譲するにあたり、大坪文雄にこう語った。「すべてを変えるにはどうすればいいか?それを継続するには何をすべきか?」自問をくり返した大坪のもとで、パナソニックのどこがどう変わったのか?「一大業態転換」として世間を驚かせた創業以来の大変革は、「次なる収益源」を見据えた重要な「選択」だった。

感想・レビュー・書評

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  • 前に読んだ。こういうのは打開策として著者の考えがひたすら書かれてるだけだから著者に興味が持てなかったらあまり面白くない。

  • 「環境に配慮したグリーン経営とクラウドの有効活用が、これからの企業の生き残りと繁栄を約束する」という内容を、フランシス・マキナニーというイギリス生まれでカナダ育ちの経営コンサルタントが書いている。まさにその選択をしたパナソニックという巨大企業をモデルに、二酸化炭素の軽減量が、利益速度を加速させる構造をレポートしているわけだが、筆者自身が同社のコンサルタントの一人であるために、『パナソニックこそが、それを成し得る唯一の企業だ』的表現が随所に出てくるのと、ちょっと上から目線でPRくさい言い回しがやや気になるところ。しかし、経営方針の転換という一大テーマに直面した際の、各部署の多岐にわたる問題点やその取り組み方を知るという点においては、マネジメント系の方にとって参考になろう。

  • クラウドを活用しながら環境に配慮したモノづくりを進めていくことで,キャッシュ化速度が向上し利益を生む,というのが本書での一貫した主張.
    環境に配慮したモノづくりと一言に言っても,そこで配慮される項目は多岐に渡る.製品使用時エネルギーの低減,製造プロセス中のエネルギー消費の低減,原材料の消費量低減,調達部材の製造プロセスの中での環境負荷の考慮,リサイクルなどである.また大きな組織の中で一丸となって環境配慮を推進していくための経営手法についても触れられている.
    控え目に言ってなかなか読みにくい本で最初は内容が全く頭に入ってこなかった.前半はかなり抽象的な表現が多く,言葉の定義も曖昧である.後半(第5章以降)は具体的なパナソニックの個別事業や製品について触れたトピックが主となっているので,後半から読み始めた方が理解し易いかもしれない.

  • ここ数年、不況やら急激な円高の影響もあって

    パナソニックの株価は低迷しております。

    株主である自分としては何かパナソニックの未来は明るいと思える本が読みたくなって買った本です。


    今のガソリン自動車が電機自動車に変わることで

    自動車メーカーだけでなく電機会社にも

    自動車を作ることになるといいます。


    たしかに今のガソリン自動車が丸ごと電機自動車に変わるとなったら

    電機会社には大きな変革が起こることでしょう。




    また環境で稼ぐ業態転換がどのように行われ、

    どのように今後変わっていくのかが書かれています。




    著者がパナソニックのコンサルタントであることから

    パナソニックを全面的に称える内容になっており、

    そんなにうまいこといくのかと思う部分もあります。


    なので、厳しい業績などのニュースばかり耳にして

    パナソニックの未来に希望を持てない株主に読んでもらいたい本です。

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