- Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062180788
作品紹介・あらすじ
人気作家のアマチュア時代作品を無修正で大公開!作家志望者、ミステリファン必読の"前代未聞"本。
感想・レビュー・書評
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ミニコメント
本書は、ミステリ作家のデビュー前原稿とエッセイをプラスした雑誌の企画をまとめたものです。
ファン・ミステリ作家希望者は見逃せない?
桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/579488詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
デビュー前の作品と、執筆当時の背景などを綴ったエッセイを収録した、ちょっと変わったアンソロジーです。
デビュー前の作品とはいえ、現在にも通じる雰囲気が随所に感じられます。
やっぱり才能のある方々は違いますね。
本来なら目にすることも叶わない、貴重な作品の数々を楽しませていただきました。
いくつかの作品で、シリーズ物のキャラクターが登場するところも嬉しい限り。
恐らく他では読むことが出来ないので、ファンの方なら読んで損はないと思います。 -
人気ミステリ作家のデビュー前の作品を本人のエッセイ付きで読む。
稚拙だとか、小説の体をなしてないなど、ご本人達は散々ですが、素人ファンから見たらどれも充分面白かった。
トリックなどは流石に甘いですが、それも含めてゆるく楽しめて良かった。 -
作家たちのアマチュア時代の秀作をほぼそのまま集めた作品集。荒削り具合が面白い。
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メフィストに連載された作品を中心に、推理作家のアマチュア時代作品をまとめた一冊。
当時、学校のミス研や文芸部に所属されていた率がかなり高め。作品に加えて、各作家さんの何故本作を選んだか、読み返した感想等の他、初出本つまり同人誌のページや生原稿の写真が小さいですが載ってるので、ワクワクします。 -
ミステリ作家11人のデビュー前の作品が収録されています。デビュー前の作品を世に出すのに躊躇った方という方もいましたが、読者側としては貴重なものを読めて嬉しかったです。それに、すべての作品が本当にデビュー前なのかと疑うぐらい面白かったです。本書を読んで、法月さんとこるものさんが気になったので、他の作品も読んでみたいと思います。
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2016.10.28読了
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ミステリ作家の、デビュー前の作品を集めた短編集。
…とはいえ、せめて出版に耐えうるような、ほぼデビューに近いレベルのものだけなのだろうと思っていたら、意外とそうでもなくびっくりしました。
誰かのあとがきにもあったような気がしますが、稚拙ながらもパワーが飛び出してくる、いろんな意味でプロの作品とは違う作品群から始まっており、すごくびっくりしました。
その分、後半にいくにつれだんだん文章が整い、構成がまとまり、でもやっぱりどこかほつれがみえる感じになってくるのは、何の傾向なのでしょうか。
すごく面白い!とはならないけど、こういう作品もあるよね、という内容に。
作品として、やっぱり傑作!というわけではないのですが、読んだことを後悔させない、不思議な作品集でした。 -
こるものさんの作品が個人的には好きです、あの、終わった後のゾッとした感じとか。ミステリーって結構痛快とかバカバカしいのも好きなんですがね、あの感じは、なかなか。
初野さんの作品の最後も好きです、やっぱり、ゾットする感じ。
でもみなさん書かれた内容が、個性的というか何というか。これまで避けていた綾辻さんの本を読んでみたくなったりしたので作家さんに興味を持たせる本になってると思います。