狐さんの恋結び

著者 :
  • 講談社
3.17
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本棚登録 : 189
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062188470

作品紹介・あらすじ

お面を脱いだ狐さんに「モテ期」到来!?

引きこもりで、毒舌で、寂しがりやの狐さんに出会いが。
お相手は眼鏡美少女、巻き髪美女、そしてあの――

恋をするなら奈良!
メフィスト賞受賞作『恋都(こと)の狐さん』待望の続編!

狐面に着流し姿の「狐さん」は、古都・奈良でも異彩を放つ存在。
故あって部屋で陰鬱な日々を過ごしていたが、
幼馴染みの揚羽に促され、春日大社へ散歩に向かう。
そこで中学の同級生だった「烏」と久々に再会。
突然、烏は狐に、揚羽への10年越しの想いを告白し、
狐には同僚の美女を紹介するという。
だが狐は奈良公園で出会った眼鏡美少女が気になって……

感想・レビュー・書評

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  • 前作から、本作で一気に登場人物が増えたのもあってか、ここまでこのシリーズの物語に広がりが出るとは思ってもみなかった。

    はじめは、狐さんと鹿島さんの恋(?)の行方が気になって仕方なかったので、少し残念にも思ったが、それは次作でフォーカスされていそうなので良かった。

    狐さん、烏、揚羽、春菜、アヤメ、そしても鹿島さんの…複雑な関係の中で繰り広げられる物語は、目が離せなかった。

    そして、相変わらず北先生が織りなす古都の描写が好きすぎる!



  • <辛口ご容赦>前作のラストが気に入らなかったのにそれでも手に取ったのは逆に続編で前作のもやもやを綺麗にまとめてくれるかな、と思ったからです。変なファンタジー展開はなくなって読み易くはなっていますが、前作の失恋を引きずった狐さんは痛々しいばかりで内向的で、前作のような飄々とした感じはなくなってしまい残念です。そして恋結びをした後は…またこういうラストですか…。続けるつもりなら最後数ページだけではなくそれなりに惹きつけるものが欲しいです。雰囲気としては前作の方が好きでした。次こそすっきり終わってほしいです。

  • 狐面に着流し姿の「狐さん」は、古都・奈良でも異彩を放つ存在。
    故あって部屋で陰鬱な日々を過ごしていたが、
    幼馴染みの揚羽に促され、春日大社へ散歩に向かう。
    そこで中学の同級生だった「烏」と久々に再会。
    突然、烏は狐に、揚羽への10年越しの想いを告白し、
    狐には同僚の美女を紹介するという。
    だが狐は奈良公園で出会った眼鏡美少女が気になって

  • ド王道行ってるのにまたしても思わぬところに着地して虚を突かれる。何が起こるわけでもないのにどう決着つけるのか読めなくて気になる絶妙さ。

  • 一作目より読みやすく、また内容もほっこり微笑ましく読めました。楽しかったです。

  • 続き物ですが、登場人物も少なく読みやすい。あっさりとした感じ(ドロドロとしたものが無く)で良かった。新たなヒロインと今後どうなるか?ちょっと楽しみ。

  • 登場人物いっぱいになってがちゃがちゃしてしまって私の思う結末ではなかった…
    でも揚羽さん幸せでよかった。

  • あー、続きがあったのか。狐さんが新たな恋。そして、前作のあの子が再登場。狐さんのどこがよいのかわからん。完結編と思しき続編が出てるようなので恋の結末は見守ろう。

  • 『恋都の狐さん』の続巻
    前巻より恋愛要素が増えているし、章ごとに主人公が狐と令嬢と代わっている為、登場人物の機微に触れることができて面白かった。
    67頁9行目からの彼女の容姿についての説明文より、「7センチはあろうかという高いヒールの靴を履きこなす女性は実は結構たくましい気がする。」という狐の感想は女性作家ならではだなぁと笑ってしまった。

  • 恋愛小説のような、そうではないような、ふわりとした雰囲気。前作からの続編。狐さんのお話。奈良のローカルな描写が多くて面白い。
    2015/3/1

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著者プロフィール

1986年、大阪府生まれ。2012年に『恋都の狐さん』で、第46回メフィスト賞を受賞しデビュー。他の著書に『美都(みと)で恋めぐり』『狐さんの恋活』がある。

「2016年 『狐さんの恋結び』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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