- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062189811
作品紹介・あらすじ
◇テレビ・新聞・雑誌などで最近話題の「親の家の片づけ」。
数年前から片づけブームで、片づけ本がたくさん出るようになりました。
しかし、いずれも本人の意志で「自分の家」を片づける人のためのものでした。
そしてその要領で「親の家」を片づけようとすると、問題勃発。。。
今、「親の家の片づけ」に悩む人が急速に増え、その対処法に悩む人が大勢いることがわかってきました。さらにこの問題は高齢人口増加に伴い、毎年増えていくと予想されます。
◇人の家に口出しするほど難しいことはない
今までの片づけ本のゴールは「モデルルームのような美しい部屋」「モノが置かれていないスッキリした部屋」でした。
しかし、親の家の片づけのゴールは、モノにつまずいて転ばない、ケガをしない安全な部屋、探し物をしないストレスのない安心な部屋、つまり「安全で安心な部屋」なのです。
そのため本著は今までの片づけ本のノウハウとは自ずと違ってきます。
◇何千件という片づけを経験したプロが教える!
写真や図などを用い片づけ方を丁寧に解説した本はたくさん出ています。
それで片づけられる人は、そういった本をぜひ活用してほしいと著者は言います。
しかし、そこまでもっていくまでの段階を踏むのが非常に重要で、本書はそちらを重点的に解説しています。
これは親の家の片づけに限らず、片づけが苦手な人、老後の人生を楽しむ前の準備を考えている人にもあてはまります。
片づけ問題について、悩みを解消したい人は是非本書を開いてみてください。
何千件もの片づけの手伝いを経験したプロだからこそお伝えできることがたくさん書かれています。
片づけに悩み、苦しむ人を一人でも減らしたい、そしてもっとスムーズに片づけを進められる方法を探している人のためのお役に立ちたい、そんな強い気持ちから本書は生まれました。
感想・レビュー・書評
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参考図書
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hontoの電子書籍で200円セールをしていたので購入
「実家」以外にも「モノを捨てるのが苦手で、そのために片づけられないことがある」という自覚があれば、この方法を活用して大掃除をすることができるかもしれません
ただし、習慣・日常性は薄めなので、一回片づけた後、その状態をきちんと維持するためには別の整理術の仕組みが必要です
また、相続や遺品についての言及があるのが、この本の特徴でしょうか
基本的な考え方
・「捨てられない」ことが、片づけの大きなネック
・まず3つのジャンルに分類する
①今の暮らしに必要なモノ(それがないと暮らしていけないモノ)
②どうしても捨てられないモノ(あまり使っていないが、とっておきたいモノ)
③捨ててもいいモノ
・どうしても捨てられないモノは、とりあえず期限付きで保留して、期限がきたらもう一度分類する -
2017.07.09
さらっと読了。
実家にはどんだけのモノが眠っているのか…。
しかし、いま時点で元気な両親と片付けの対話わするのはものすごく面倒なのに、未来でもあの手この手で対話するのはもっと面倒。
しかし、業者に頼むと100万円…。
どちらか片方になった時が考えどきなのかもしれません…。 -
やれ捨てろ、完璧に!とは違う優しい視点で目が覚めた
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親の家は、子どもが”片付けなきゃ”という前提に違和感を覚えました。
親をなだめすかして、片付ける方法が色々ありましたが、
正直、その方法を活用している自分を想像すると、うんざりします。
高齢者特有の収納の仕方は、理解しがたいものばかりでした。
泥棒に入られても根こそぎ持って行かれないように、
と考えているのではと思いました。
高齢者の家を訪問して少しずつ片付けるサービスをされているのなら、
高齢者自身が片付けられる本を書いて欲しいです。
60~70才なら、片付ける気力のある元気な人が多いと思う。 -
片づけはメンタルな要素が大きく、また子供世代の片付けと親世代の片づけは違う(価値や判断の基準、快適と感じる度合い)ことを具体的に挙げ、コミュニケーションをとりながら、相手を思いやりながら、思い出を共有しながらする心豊かな片づけを提案しています。
著者たちの提供している「お片づけ定期便」も、定期的に訪問して一緒に片づけることで、訪問されたシニア世代に心の張りを与えつつ、安全で安心な環境を目指していく、というサービスで、クライアントに寄り添いつつ親世代だけでは片づかない状況と環境の改善をしていく、新しい解決方法の一つだと感じました。
とにかく、死んだら残された誰かが処理しなければいけない遺品。できるだけ生前のうちに少ない量にしておくことが、ご本人にも周囲のためにも良いことだなぁとしみじみ思いました。遺品処理で100万円も珍しくないのは驚きました。