野球部ひとり

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 69
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062190473

作品紹介・あらすじ

部員8人の不良校野球部と、エリート進学校の変人が合わさったら!?
彼らの武器は、無駄に余った体力と偏差値77の知能。
17歳の夏、異次元チームが本気で甲子園を目指す。

先入観は捨てろ! 常識を打ち破れ! 奇跡を待つな!
野球を変えろ!!

本気で部活をやる意味は? 高校生活を費やした部活の先には何がある? 
あの頃、何かに夢中になった、そしてなれなかったすべての人に答えます。

伊集院静氏、角田光代氏激賞の小説現代長編新人賞出身の新鋭、魂の受賞第一作!
ヤンキー×天才×美少女=甲子園!?

感想・レビュー・書評

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  • やっぱなー
    絶対好きなやつだもん
    絶対好きなやーつだもん

    臭いくらいの青春小説×野球
    もう絶対好きなやーつだと思ってたよ
    危険だと思ってたんよ
    朝倉宏景さんちょっと追いかけたいわ

    はい、もうワタクシ当然野球大好きです(何が当然か)
    そんでもう当然ゴリゴリの巨人ファンです(だから何が当然か)
    巨人・唐揚げ・若島津の世代ですからね(そんな世代ないしそもそも今の子は元ネタ知らんやろ)
    少年野球チームにも所属してましたからね
    当然小さい頃の夢は小説家ですから(そこプロ野球選手と違うかんかい!)

    そんなワタクシですからもう
    はい、好き!

    そんでね、これねもっとファンタジー要素強めかと思ってたんですよ
    ヤンキー高校に加わる「ひとり」は度を越した天才で思いもよらない練習方法や作戦であれよあれよと勝ち進む!みたいな

    でも、ちゃんとしてたw
    案外野球のところがちゃんとしてた
    「ひとり」の春一くんはちょっと成績がいい普通の高校生で野球の実力も普通
    授けた作戦や練習方法もちゃんと理に適ってる
    そしてそこがすごく良かった

    そして青春パートもちょっと恥ずかしいくらい満点でした

    ( ・∀・)イイ!!

    • 1Q84O1さん
      ひま師匠マジか!?Σ(゚Д゚)
      私も乙女の本棚シリーズは気になってたけどこれは手を出せないと諦めていたのに…
      さすが、オネエめろんさん!
      ひま師匠マジか!?Σ(゚Д゚)
      私も乙女の本棚シリーズは気になってたけどこれは手を出せないと諦めていたのに…
      さすが、オネエめろんさん!
      2023/07/27
    • みんみんさん
      もしや乙女のバトン⁇
      ブーメラン⁇(゚-゚*;)(;*゚-゚)⁇
      もしや乙女のバトン⁇
      ブーメラン⁇(゚-゚*;)(;*゚-゚)⁇
      2023/07/27
    • ひまわりめろんさん
      ひまわり乙女ろんさんのチョイスです
      ひまわり乙女ろんさんのチョイスです
      2023/07/28
  • 部員8人のヤンキー校・渋谷商業
    部員1人の偏差値70・自由が丘高校

    ひと夏の青春物語です♪
    1人で頑張ってる春一君…学校のみんなからバカにされてます(T . T)
    通称・ひとりが丘さん…または野球部ひとり
    毎日1人で練習です。校舎の隙間で盗塁練習、素振り
    壁に向かってハイタッチ笑

    自分が部活頑張ってた頃の夏の練習、最後の試合を思い出して泣けました。゚(゚´Д`゚)゚。

    なぜ春一がたった1人でバカにされながら野球部を続けているのか?なぜそんなに頑張れるのか?
    春一によって変わっていくヤンキー野球部…
    王道の良さがギュっと詰まった作品でした\(//∇//)


    • みんみんさん
      高校生が喫茶店Σ(-᷅_-᷄๑)
      帰宅部の不良だったのか‼︎
      高校生が喫茶店Σ(-᷅_-᷄๑)
      帰宅部の不良だったのか‼︎
      2023/05/16
    • ひまわりめろんさん
      いやいやいやいや
      喫茶店で不良認定されたら愛知県民全員不良やんか!
      つか不良云々言うんだったら麻雀のほうに引っ掛かりなさいよ!
      いやいやいやいや
      喫茶店で不良認定されたら愛知県民全員不良やんか!
      つか不良云々言うんだったら麻雀のほうに引っ掛かりなさいよ!
      2023/05/16
    • みんみんさん
      喫茶店入って見つかったら停学だったよ(O_O)
      喫茶店入って見つかったら停学だったよ(O_O)
      2023/05/16
  • 白球アフロの著者、朝倉氏の2冊目。

    部員がひとりだけになってしまった学校と、8人になって試合に出れなくなった学校が合同で試合に出るという話。

    やっぱり、この人の青春野球ものは読んでてわくわくどきどきしていい。

    おもしろかった。

  • ヤンキー校渋谷商業野球部8名と進学校自由が丘高校1名が合同チームを組んで夏の大会に望む。やる気のない 渋谷商に野球部ひとり、ひとりが丘と揶揄されていた春一が加わる。蟠りがあった両者だったが、確率と理論によりチームを変えていく。纏まりかけては崩れそうなチームにヒヤリとするが、大会の初戦に力強さを感じる。スタンドに陣取り春一を見つめる亮平、純粋な球児を見たような気がする。「限界をほんのわずかずつ押し広げ、限界を伸ばしていく作業というのは乃ち人生を意味する」岡島監督の名言に感動した。

  • ヤンキー校渋谷商業野球部8名と進学校自由が丘高校1名が合同チームを組んで夏の大会に望む。やる気のない 渋谷商に野球部ひとり、ひとりが丘と揶揄されていた春一が加わる。蟠りがあった両者だったが、確率と理論によりチームを変えていく。纏まりかけては崩れそうなチームにヒヤリとするが、大会の初戦に力強さを感じる。スタンドに陣取り春一を見つめる亮平、純粋な球児を見たような気がする。「限界をほんのわずかずつ押し広げ、限界を伸ばしていく作業というのは乃ち人生を意味する」岡島監督の名言に感動した。

  • 底辺高校の野球部8人と、エリート校の一人の変わった野球部員とマネージャーが、合同チームになり成長していく姿を描く。

    ありがちな展開だが、スポーツ物は、やはり読んでいて楽しい。

  • 感動で涙。青春、野球、春一くんがいい味。

  • 筆者が若いだけあって,表現力,展開等がまだまだ青い感じがするが,青春野球ストーリーはやっぱり泣けるな。

  •  三流高校の野球部が部員8人になり、グランドの使用ができなくなった危機のため、秀才高校で一人だけになった野球部員と合同でチームを作る。定番といえば定番の高校野球をテーマにした青春小説。まとまらなかった部員がいろいろな困難を通じて一つになって行き、最後は試合に勝つ・・・。ありきたりといえばありきたりでできすぎといえばできすぎだけど、やっぱり読んでいて心地いい余韻が残る。”いまをちょっとづつこじ開けて成長していく”とか、結構心に残る文句もあって、楽しかった。

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著者プロフィール

1984年東京都生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。2012年『白球アフロ』(受賞時タイトル「白球と爆弾」より改題)で、第7回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞。選考委員の伊集院静氏、角田光代氏から激賞された同作は2013年に刊行され話題を呼んだ。2018年『風が吹いたり、花が散ったり』で島清恋愛文学賞を受賞した。甲子園球場の整備を請け負う阪神園芸をモデルにした『あめつちのうた』で話題を呼んだ。他の著作に『野球部ひとり』『つよく結べ、ポニーテール』『僕の母がルーズソックスを』『エール 夕暮れサウスポー』などがある。元高校野球児で、ポジションはセカンド。


「2023年 『サクラの守る街』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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