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- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062201391
作品紹介・あらすじ
子ねずみのチッくんは、病気でねているお母さんねずみと“ふたり”暮らし。戦争末期の、食べるものもない時代でしたが、ご主人の千倉少尉から乾パンやコンペイトウをもらっては、おなかをいっぱいにしていました。
ある日の夜、千倉少尉はチッくんに『よだかの星』という本の話をしてくれました。それは、みにくい鳥のよだかが、乱暴者のたかにいじめられて、空にのぼって星になってしまうお話でした。
戦火は次第に激しさをまし、少尉とチッくんにも別れのときがやってきました----。
感想・レビュー・書評
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特攻兵として亡くなった人間の友達が遺したひみつの手紙を恋人に届けるためにひとり長い距離を旅する決意をした子ねずみのチッくん
チッくんが千倉少尉を想い全身全霊をかけて旅する健気な姿に心打たれました
人間たちの戦争の事情がわからないチッくんを介することでより戦争の悲惨さ、亡くなった人たちの無念さがより伝わってくる気がしました詳細をみるコメント0件をすべて表示
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