星になった子ねずみ

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062201391

作品紹介・あらすじ

子ねずみのチッくんは、病気でねているお母さんねずみと“ふたり”暮らし。戦争末期の、食べるものもない時代でしたが、ご主人の千倉少尉から乾パンやコンペイトウをもらっては、おなかをいっぱいにしていました。
ある日の夜、千倉少尉はチッくんに『よだかの星』という本の話をしてくれました。それは、みにくい鳥のよだかが、乱暴者のたかにいじめられて、空にのぼって星になってしまうお話でした。
戦火は次第に激しさをまし、少尉とチッくんにも別れのときがやってきました----。

感想・レビュー・書評

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  • 特攻兵として亡くなった人間の友達が遺したひみつの手紙を恋人に届けるためにひとり長い距離を旅する決意をした子ねずみのチッくん
    チッくんが千倉少尉を想い全身全霊をかけて旅する健気な姿に心打たれました
    人間たちの戦争の事情がわからないチッくんを介することでより戦争の悲惨さ、亡くなった人たちの無念さがより伝わってくる気がしました

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著者プロフィール

著者/手島悠介(てしまゆうすけ)
1935年、台湾市高雄市に生まれる。戦争末期、台湾各地を転々と疎開し、10歳のとき引き揚げる。学習院大学文学部哲学科中退。雑誌のライターを経て、児童文学を執筆する。主な作品に『かべにきえる少年』『がんばれ! 盲導犬サーブ』『天国へいったサーブ』『日本のみなさんやさしさをありがとう』(以上、講談社)『大地震が学校をおそった』『裁判とふしぎなねこ』(以上、学研)、「かぎばあさん」シリーズ(岩崎書店)などがある。

「2016年 『星になった子ねずみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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