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- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062564243
感想・レビュー・書評
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たまたま小三治さんの粗忽長屋をテレビで見た日に、期せずして図書館で出会った一冊。
寄席なんか行く機会のない地方住まいにとって、落語ってなかなか聞く機会がないんだよね。確かに、テレビはあるけど、テレビ向けのしか放送されてないだろうし、テレビの前だとつい、チャンネル変えたり他のことしたりしちゃう。
ここに収録されている話は、有名どころなんだろうけど、残念ながら私が知っているのは、半分もなかったかも⁇
そして、吉原の話やなんか、今じゃあんまり聞けないのも多いかもな…と。
ちょうどこれ読んでる時、ちょろっと噂に聞いたのが、今話題の映画『万引き家族』が、落語のいくつかの話がモチーフになってるということ。題目聞いて、これに載ってるのとは違う話みたいだったけど、ふと思ったのが、現代人はもっと落語を聞いた方がいいんじゃないかってこと。
はっきり言って、落語の登場人物って言ったら、馬鹿だったり、小ずるかったり…、欠点ばかりの人間も多い。バカだなあと言いながら、こうすると上手くいくというヒントも含まれてる。なにより、世の中にはこんなにいろんな人がいるんだ…という典型というか…。
もう少し、こういう話聞いてたら、もっと寛容な世の中なんじゃないかなぁ…
そういえば、齋藤孝さんの「教養とは語彙力である」だったかな?あれで落語の本を勧めてあったと思うんだけど、この本だったっけ?
ふりがな振ってあるから、場所が許せば、音読してみるのも楽しいかと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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