科学・あの話題はどこにいった: 世界を騒がせた30の科学・技術 (ブルーバックス 1000)

著者 : 大浜一之

• 講談社 (1994年1月1日発売)

作品紹介・あらすじ

たとえば、ヒトゲノム解析計画。遺伝子のどの部分が、何の役割を果たすのか解明するため、約30万個といわれるヒトの塩基対すべてを解析しようというものだ。この計画終了後は、ガンやエイズも治療できるはずだというが、どこまできているのか。また、あるのかないのかわからないまま、一人歩きをはじめた常温核融合。重水を電気分解すると核融合が起こる?この現象で、人類は半永久的にエネルギー問題から解放されるのか?その他、超伝導電磁推進船、極限微生物、イオンロケット、第5の力など、世界中を騒がせた30の科学・技術の「その後」を追跡。

感想・レビュー・書評

[kirisutoinochiさんの感想 · 2016年6月5日]

1994年の科学最先端の追求本。一時話題になったがそれがどうなっているのかという追跡調査。

フォトリーディング。

超伝導電磁推進船についての項目も有り、興味があったのでネットで調べると、速度が出ないので開発は中止とのこと。本書では「研究開発に注目していきたい」などと書いてあった。

他の項目も推して知るべしかも？

読了。リニアやサーンなどの、実現している問題も取り扱っている。古い科学系の書物が違う意味で興味を持たれるのは、こういった情報が更に古さを増す時代かも？これからその別の意味で面白い本。