ここまでわかったイルカとクジラ―実験と観測が明らかにした真の姿 (ブルーバックス)

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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062571081

作品紹介・あらすじ

十数年以上をかけた、南極海での観測と、水族館での実験が解明した生理と生態を紹介。

感想・レビュー・書評

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  • 1996年刊。著者は村上が東海大学海洋学部助教授、笠松が㈶海洋生物環境研究所環境調査G.L。若干古いが、内容はタイトルまま。叙述スタイルは研究者らしく抑え気味、不明を不明と明確にし、安易な憶測を可及的に回避するのは好感。各種毎の群れの意味合い(鯨内でも違い有り)、海豚が他の群ればかりか他の種を助ける意味(本書の帰結とは違うが、シャチに襲われている鯨母子を助ける模様を「ワイルドライフ」で見たような…)は古典的だが魅了するテーマ。海豚に象やチンパンジー並の自他識別力がある点は、並列進化の好例として興味深い。
    クジラ類は有蹄類と共通先祖を持ち、霊長類たるチンパンジーとはかなり違うラインらしい。

  • イルカとクジラの違いは大きさだけだということに驚きました。

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著者プロフィール

東海大学海洋学部教授.
東京大学大学院博士課程修了,博士(農学).
専門:イルカ類の感覚,行動,認知(認知科学)
主な著書
『イルカの不思議』(誠文堂新光社).
『駿河湾学』(編著.東海大学出版部)
『海に還った哺乳類 イルカのふしぎ:イルカは地上の夢を見るか』(講談社.ブルーバックス)
『イルカの認知科学:異種間コミュニケーションへの挑戦』(東京大学出版会)
『イルカ』(中央公論新社)
『鯨類学』(編著.東海大学出版会)ほか

「2021年 『シャチ学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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