- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062573139
作品紹介・あらすじ
エアロビックに代表される浅く激しい呼吸の西洋のスポーツ。これに対して武道やヨーガなどの東洋のスポーツは、息を吸うことよりも吐くことを意識した、深く静かな腹式呼吸を特徴とする。とくにヨーガの呼吸は、何とエアロビックよりも激しい。
感想・レビュー・書評
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この人の呼吸の本はどれも科学的で説得力がある.その中でもこの本は,運動や生活など,身近なものと関連づけながら分かりやすく記述している.東洋の気功やヨーガが体にいいことを科学的に実証しているところが興味深い.
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深く息を吐くことの効用を説きたいという問いを立て、解剖学的な事実やスポーツ場面のでの数値がでてくるのだが、その数値によって何を語りたいのかという著者の視点が文章としてわかるように書かれておらず、ひたすらの解剖学的事実や数値がぶつ切りで目の前にならんでいくだけのような構成になってしまっているため、読むのに非常な苦痛を感じる。全体をひいて読めば著者のいいたいことは見えてくるが、ブルーバックスという一般書籍なのだから、もっと読者を楽しませながら知の世界に誘うような書き方や構成の工夫は必要だと思う。
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呼吸のメカニズムを概説した後、医学的な観点からスポーツや健康における呼吸を分析し、腹式呼吸の優れた点を科学的に検証しています。序盤は高校の生物か保健の授業で扱う内容っぽいので、頭に蜘蛛の巣が張った私にとってはよい復習になりましたが、もうちょっと「どうすれば腹式呼吸が鍛えられるか」といった実践面をもっと丁寧に解説して欲しかったですね。