地球はどうしてできたのか (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 110
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062578837

作品紹介・あらすじ

大陸の誕生、気候変動に極移動……マントル対流によって起こる地球の進化を基礎から最新の研究成果まで贅沢に取り込んだ入門書。

感想・レビュー・書評

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  • 竹内ブックガイドから。地学を履修していないせいにばかりしてはいけないのかもしらんけど、全然理解が追い付かんかった。よほど途中で止めようと思ったけど、図表もふんだんに掲載されていたし、多少なり残るものがあればと、流し読みしながらも最後まで読了。結局ほとんど何も残ってないけど。ブルーバックスじゃなく、ジュニア新書系とか、初学者向け図説とか、そっちから入るべきだった。

  • 大陸はなぜ動くのか?超大陸はどのように誕生し分裂したのか?マントル対流と大陸移動からひもとくダイナミックな最新地球科学入門。

  • 書評にプレートテクトニクスの本として紹介されていたので興味を持って読んだ。マントル対流についてかなり詳しく書かれていて、プレートがマントル内に沈降して上部マントルと下部マントルの間に滞留したり、マントル・コア境界付近にスラブとして溜まったりという話はとても面白かった。ただ、地球史上、何度も出現したとされる超大陸の形成と分裂について紙数がかなり割かれていたが、こちらは、個人的にはあまり関心がなく、その意味では、一冊の半分くらいは頭に残らなかった。マントルプルームについて、一般向けの類書に比べて、かなり詳しく書かれているのが特徴。

  • 大学出てから30年、今のプレートテクトニクスがわかって面白かった。シュミレーションは色々やってみて外した分があることをちょっと書いておいてくれたらとは思う。それともこの方は外さない人?ごくたまにいるよね。

  • ★評価の低さはこの本の良し悪しではなく、あくまで無能な当方がついていけなかった故のものでありますのでくれぐれもご注意を。
    ともかくブルーバックスらしく、当方のような門外漢には手強いながらおそらくは簡潔に面白いことを書いているのであろうと容易に想像がつく。
    宇宙だけでなく、自らが立つ地球そのものにも立ち入り不能で、コンピュータを利用した科学という名の想像によってしか理解できないことがあることに改めて驚愕する。
    あぁ、こういう本を心置きなく良書と呼びたいもの。もう少し勉強して出直してきます。

  • 大陸移動説や、それがマントル対流によって起きるという説については子供の頃の科学読み物で知って興味を持ったことがありましたが、大学受験では地学を取らなかったため、これについてあまり深く考えたことはありませんでした。
    この本を読んでこれまで根本的に誤解していたことに気づいたのは、「マントル」の性質についてでした。「対流」を起こしているのだから、マグマのような液体状のものだと思っていたのですが、実はかちかちの岩でありながら、それが数千万年から数億年のオーダーでものすごくゆっくりと動くことで「対流」していたのだということでした。
    また、太古に大陸が一つに合わさった「超大陸」というものが、実は何個かあり、大陸はくっついたり離れたりを繰り返しており、離れた大陸のくっつき方にも、いったん離れた部分が再び近づいてくっつくパターンと、ずっと離れ続けて地球の反対側からパターンとがあるというのもこの本を読んで初めて知った事実でした。
    結構学術的で難しい記述も多かったですが、非常におもしろい本でした。

  • 請求記号 454.2/Y 86/1883

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著者プロフィール

国立研究開発法人海洋研究開発機構主任研究員。1974 年徳島県生まれ。1998 年広島大学理学部地球惑星システム学科卒。2003年東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士後期課程修了。博士(理学)。2003年海洋科学技術センター(現海洋研究開発機構)研究員を経て2010 年より現職。専門は、地球物理学、地球進化学、地球造構学、数値流体力学。2004年に規則格子を用いた三次元全球マントル対流の実用的な数値シミュレーションプログラムの開発に世界で初めて成功。2010 年には地球の大陸移動を再現できるプログラム、2016 年にはマントル対流とコア対流を一体化した対流システムで同時にシミュレートするプログラムを開発。著書に『地球はどうしてできたのか マントル対流と超大陸の謎』(講談社)、『ジオダイナミクス原著 第3版』
(共立出版、分担訳)など。

「2023年 『大陸はどのように動くのか 過去と将来の大陸移動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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