- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062580724
感想・レビュー・書評
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学術書なので難しかった…orzつくづく、自分の読解力のなさに情けなくなります…。冒頭で「『源平合戦』にロマンを感じておられた方は、少々失望されることになるかもしれないが」と書いてあるけれど、むしろあの時代はどんな時代で、物語の中にあったあの話はどんな事情で、背景だったのか、それがわかるのでとても面白かったです。物語だけ読んでいると、流れで何となく理解して「そういうものか」と思っているものでも、その意味や背景がわかるとそこで初めて「なるほど」と思えるものもあるわけで…。難しい本でしたが、読んでよかったです。
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「平家物語」から受けがちな「平家が敗北したという結果から推測された過程」から離れて実像に迫る。城の実態や、奥州藤原討伐の政治的な意義など。鎧の構造から源平合戦時の実際の戦い方を推測するのは面白い。
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治承・寿永の内乱期における「戦争」の分析を通じて源平合戦の虚像(=平家物語史観)の克服と鎌倉幕府の成立史への新視覚を打ち出そうとした作品。
講談社選書メチエだから、非常に平易な文章で分かりやすく、個人的には完全に平家物語史観を克服できました。 -
こういう話もあると、歴史の授業は面白くなると思う
弓道部の合宿で、こういう話もあると良い