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- Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062583046
作品紹介・あらすじ
マルコ、マタイ、ルカ、ヨハネ。彼らはなぜ互いに相容れない「イエスの物語」を書き記したのか。イエスの弟子たちを批判するために作られたマルコ福音書。ルカ福音書に込められた「新しいキリスト教世界」の構想など。紀元後一世紀、福音書誕生のドラマを追いつつ、それぞれの思想を描く。
感想・レビュー・書評
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231124-1-6
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なぜ「福音書」は四つあるのか。
考えてみたこともなかったが、それぞれの意図があるからこそ存在していて、長い歴史に耐えて残っているわけだ。キリスト教にもいろいろな側面があることがよくわかる。 -
福音書の基本的な立場がわかった。加藤隆の本をまた読み返したいと思った。聖書関連書籍では読むべき本ナンバーワン。
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新約聖書の4つの福音書 マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネが、なぜ物語形式で書かれなければならなかったのか、パウロ神学と対比しながら簡潔にまとめているのが前半部分。後半は、それぞれの福音書の特徴をまとめている。
よくいわれる、Q資料とマルコの福音書が生まれ、それからマタイ、ルカが生まれたことなどの、様式史研究の成果も入れている。
内容としては、ものすごく新しい話題ではないが、選書という中では、上手にまとめている本だと思う。
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