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- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062583817
感想・レビュー・書評
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(興味と研究)
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中国の現代アートについてまとめて勉強しようと思い手に取りました。文化大革命から現在(出版前の2006まで)の、中国における現代アートの流れが、(当然のことながら)現代中国史と並列で簡潔にまとめてあります。
写真は白黒ですが、図版が比較的多く、文章と対比しながら読めるようになっています。入門書として、なかなかの出来の1冊。
内容で驚いたのは、「死体派」と呼ばれる、本物の死体を使ったインスタレーションを行う一派が90年代中庸ごろからあった、というところ。(写真も載ってます・・・)アートとは何か、という境界線を探る試みというより、そもそもそれってアートなのか?死体が簡単に手に入る中国って・・・と驚きました。
著者の牧陽一氏の文章は歯切れ良く要所を押えたもので、とても分かりやすく好感が持てます。他の著作も読んでみようと思います。
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