こころは内臓である スキゾフレニアを腑分けする (講談社選書メチエ)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062586696

作品紹介・あらすじ

かつては精神分裂病と呼ばれ、今では統合失調症と名称変更された病気「スキゾフレニア」。精神科医としての50年をこの病気の治療に当たってきた著者が、それは俗に言われるように「正常」と断絶された「狂気」とされるものなのか、あるいは治療法のある「症状」なのかを問題意識としながら、この病気の本態を語り尽くす。
また、この病気に見られる「現実の否認」「現在の消失」「心的エネルギーの回路づけの不具合」「昏迷」などの特徴が、ヒトの心的特性の極端化であり、時代の精神的風潮とも繋がっていることに射程を拡げていく。
自らを「内臓の医者」と称する精神科医が見極めた、病の本態と人間の心の働き方。

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著者プロフィール

1939年生まれ。千葉大学医学部卒業。医学博士。
千葉県精神科医療センターの設立に参画、現在名誉センター長。公徳会佐藤病院顧問。精神科救急医療という分野の開拓者で、日本精神救急学会前理事長。著書に『統合失調症あるいは精神分裂病』『脳と人間』『インスティテューショナリズムを超えて』など、訳書に『肉中の哲学』(レイコフ、ジョンソン著)など。

「2018年 『こころは内臓である スキゾフレニアを腑分けする』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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