- Amazon.co.jp ・マンガ (494ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062604079
感想・レビュー・書評
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6巻
冒頭を飾る深町の活躍と脱出劇が印象的で、何とも快調な滑り出しである。この人物、冷静な海江田のアンチテーゼとして実にすばらしく好きな人物だ。
ほんの少し前の巻ではソビエトだったのがいきなりロシアになっているあたりが今読むとちょっとおもしろい。現実の方がとても大きく動いた時代の作品であるところが、こんなところでふっと出てくる。そう思うと、この作品自体が問いかけてくるものの大きさがわかる。
国がロシアになり最高指導者が書記長から大統領になっても、冷戦の構造をそのまま残して物語が展開するのは、時代にプロットが追いつかなかった為なのかもしれないが、実は案外そんなものだったのかもしれないと感じたりもする。いずれにせよ、過渡期だったのだと思う。
やまと国会も、今読むと何とも印象深い。ちょうど今民主党が分裂し新党ができるという政治状況だけど、この物語の中にある保守党分裂は、きちんとした理念を正面に出し、私心のない信念に基づいた勝負という感じで、それに引き替え、とため息をつきたくなるのが現実である。
北極海の下での戦いが始まる。サブマリン通しの勝負としては、これが最後で最大の山場になる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
海江田ぁ!
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「核」と平和をテーマに展開される、戦争・政治・国家……全ては人間の、人間臭さに通じるドラマを8年かけて描いた、わずか2ヶ月の物語。
『サザンクロス』の海底に沈む瞬間を狙ってドッグから脱出した『やまと』は一路、北極海に向かう。だが、その『サザンクロス』の護衛を行い、米潜水艦隊に被害を与えた『たつなみ』はバッテリー切れでほぼ行動不能となり、米潜水艦により浮上出来なくなってしまった。
一方、『やまと』を脱出させた日本は国会や与党・民自党が分裂、竹上は事態打開のために国会を解散、自らを支える新党を結成する。 -
昔から家にあったんだけど、
読んだのは20歳くらいかな?
結果的にはそれがよかったかも。 -
≪評価≫
インパクト─A
本の厚さ─C
登場人物の濃さ─A
共感度─B
読後の成長性─B
話のスケール─A
笑い─D
暖かさ─A
人類への悪意─E