愛と誠(2) (講談社漫画文庫)

著者 : ながやす巧 梶原一騎

• 講談社 (2001年5月11日発売)

感想・レビュー・書評

[charmie11さんの感想 · 2022年7月23日]

愛が喫茶店でアルバイトしていることを知ったボクシング部城山は誠と一騎打ち．誠の隠し玉で誠が勝つ．岩清水が現れ誠と度胸試しをして引き分け．

愛の母親は誠を退学させようと手切れ金を渡し誓約書まで書かせるものの，誠は意に介さず．ラグビー部の人が誠をリンチにかけるも，手切れ金で雇ったゴロツキの介入により誠の勝利．

これに怒った愛は誠に対して宣戦布告．
愛は平和ではない，愛は戦争である．

近所の悪名高い高校とトラブル．バスの中で絡まれた愛を助けるふりをしてトラブルの火種をまき，駅での大乱闘につながる．ニュースでも大きく報道され，証言から愛がスケバンとして君臨していると誤解され，警察が早乙女家に事情を聞きに来る．

河原での決闘．愛は仲裁をしに，両校の中間地点に立つもお互いに石を投げあっており，愛はボロボロに．それでも立ち上がる愛．

壮絶．

[こむぎさんの感想 · 2012年7月10日]

愛ちゃん…健気すぎる…

[いとのこさんの感想 · 2008年6月3日]

荒んだ誠が大暴れ。

著者プロフィール

ながやす 巧（ながやす たくみ）
1949年生まれの漫画家。長崎県生まれ、熊本県育ち。貸本劇画作家としてデビュー、南波健二プロダクションアシスタントを経て独立し、1969年『男になれ』で商業誌デビューを果たした。原作を元にしたコミック作が多く、なかでも浅田次郎小説が多い。
代表作として、講談社漫画賞を受賞した梶原一騎原作『愛と誠』、第39回日本漫画家協会賞・優秀賞を受賞した『壬生義士伝』、そして『画業45年記念出版 ながやす巧 作品集』など。