解剖探偵講座 (講談社文庫 ほ 21-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (469ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062634977

作品紹介・あらすじ

愛する妻のキャルは法医学者、死体の解剖が仕事ときた!解剖が何より苦手なプラトーも、可愛い妻のためならばと、落ちこぼれ学生たちに解剖学の個人指導をするはめに。ところが、実習用に献体された遺体は、なんと殺されていたのだ!かくして二人は殺人事件に首をつっこむことに!?抱腹医学ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • ゼッタイもうちょいおもしろくできたはず!!最後の謎解きも臨場感が全然なくて、ワクワクできなかったー。

  • 落第寸前の学生たちに個人授業をすることになった法医学者のキャル。老人病専門医である夫・プラートを助手に実習を始めるが、その遺体に殺人の痕跡を見つけてしまい…。

    医学ミステリーではあるもののさほど難しいことは出てこない。
    確かに事件の背景や小道具として医学的なことが書かれているのだけど、普通にさらりと読み進むことができた。
    この辺は作者本人の医師として(臨床ではないけれど)の経験がなせる業かと。
    何より「婦唱夫随」の鴛鴦夫婦探偵のキャルとプラートをはじめ、大食いを誇る地方検事補のプラートのいとこ、被害者のアシスタントをしていた医学生などどのキャラクター魅力的で読んでいて楽しかった。
    ユーモアとかコージーのジャンルに入れてもいいんじゃないかと思うほど。…まあ、その分謎解きは凝ったものではなかったけど。
    表紙の装丁とは真逆の内容だった。あとタイトルも違うよな。
    もっと明るい装丁にして、タイトルも軽くしたらそこそこ受けたんじゃないだろうか。
    本国ではシリーズで何作か出ているようだけど、日本ではこれ1作が訳出されただけのようでなんとももったいない。

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