いくたびか、アジアの街を通りすぎ (講談社文庫 ま 28-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062635745

感想・レビュー・書評

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  •  自分探しの旅って憧れないですか。でも具体的に何するんだっていうと難しい。何もしないをする、なんて詭弁ですぜ。私が思うに旅先で知らない人と出会って本音で話す、自分の知り合いからの解放こそが旅の本質なんだと思う。新しい出会いを求めてナンパもサークルも人生も楽しめばいいじゃないか。出かける前の脳内センチメンタルジャーニー。

    (宮崎大学 学部生)

  • 前川さんは変に旅を理想化しないので、自分の旅を「ただそこにあるもの」として淡々と綴っています。旅行記というよりもエッセイ集といったほうが近いかもしれないけれども、良書であることには変わりません。

    「トラベラーズ・ブルーズ」と題されたコラムも嫌みがなく、良い味出しています。「笑っては気の毒だが、やはり笑ってしまう日本人旅行者の話」の数々には悶絶です。

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著者プロフィール

創価大学大学院文学研究科准教授。仏教学・生命倫理学。
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学、東京大学)。
著書 『明恵の思想史的研究』(法藏館、2012年)、『明恵上人夢記訳注』(共編、勉誠出版、2015年)。

「2017年 『水子供養 商品としての儀式』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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