- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062683074
作品紹介・あらすじ
江戸を知って「おとな」になろう。そのために粋なあそびを覚えたい。ほめ上手・おだて上手に始まって、「心づけ」など心得よう。出会いをたのしむ旅行にも、たしなみ見えるオシャレにも、江戸のオトコはすぐれてた。人生そろそろ終盤戦。よき老人の基本には、つつしむことが必要だ。残り少ないこれからを粋に、ゆたかに、ほどほどにたのしむ秘訣が江戸にある。
感想・レビュー・書評
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文章内容とも質実で筋の通った良書。近代による若者への不信とその管理を、若者組の習俗を紹介しながら語ってみたり、あるいは、孤児や迷い子も町内で育て、彼らはしじみを売っていたことが語られ、江戸町民文化の懐の深さが語られていたりする。ここらではっきり、何事も昔が良かったと言い切ってもいいのだろう。
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[ 内容 ]
江戸を知って「おとな」になろう。
そのために粋なあそびを覚えたい。
ほめ上手・おだて上手に始まって、「心づけ」など心得よう。
出会いをたのしむ旅行にも、たしなみ見えるオシャレにも、江戸のオトコはすぐれてた。
人生そろそろ終盤戦。
よき老人の基本には、つつしむことが必要だ。
残り少ないこれからを粋に、ゆたかに、ほどほどにたのしむ秘訣が江戸にある。
[ 目次 ]
第1章 趣味は「読み書き」―いい残しの試み
第2章 大人の「修学旅行」―出会いを楽しもう
第3章 性の「粋あそび」―江戸っ子の見栄
第4章 「心づけ」の心得―器量、鷹揚、洒脱
第5章 若者への「ひとこと」―ほめ上手・おだて上手
第6章 「こぎれい」なおしゃれ―たしなみと工夫
第7章 「始末」の美学―何事もほどほどに
第8章 「義兄弟」のすすめ―人恋しさと連帯
第9章 「信心」のニッポン教― 「ぬくもり」のようなもの
第10章 老いも死も「迎えるもの」―一日一日をいかに生きたか
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ] -
言いたい事、伝えたい事はよくわかるが話がくどいな。ただこういうクドい事を言う爺さんって最近見掛けないな。粋を分からない爺さん(年配者)は増えた気がする。そういう意味合いも含め、面白かったわ。
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江戸の風俗にへぇ〜。ただ、江戸時代のことを礼賛しすぎているのがなぁ。ご年配の方々に、こんな江戸っ子たちを見習って、暮らしも趣味も粋に楽しく過ごしましょうよと説いているのも、ちょっと無理やりすぎやしませんか。