- Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062689113
作品紹介・あらすじ
鎌倉幕府倒壊の焦点に立つ鮮烈な個性、後醍醐の掲げた強大な「天皇」の理念は、足利直義の政権構想との角逐の中で挫折し、「状況派」尊氏によって、南北朝分立への道が開かれる。そして、新たな武家政権の三代将軍は、両朝を合一し、公武両者の頂点に君臨する「義満の院政」を構築する。14世紀、変革の時代相を斬り取る。
感想・レビュー・書評
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1FI下2奥
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日本の歴史(11)
太平記の時代 南北朝時代
ISBN:9784062689113
・新田一郎(著)
講談社
2001/09/10出版
352p 19cm(B6)
◆要旨 (「BOOK」デ−タベ−スより)
鎌倉幕府倒壊の焦点に立つ鮮烈な個性、後醍醐の掲げた強大な「天皇」の理念は、足利直義の政権構想との角逐の中で挫折し、「状況派」尊氏によって、南北朝分立への道が開かれる。そして、新たな武家政権の三代将軍は、両朝を合一し、公武両者の頂点に君臨する「義満の院政」を構築する。14世紀、変革の時代相を斬り取る。
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◆目次 (「BOOK」デ−タベ−スより)
序章 「歴史」としての『太平記』
第1章 動乱前夜
第2章 帝王後醍醐
第3章 将軍足利尊氏
第4章 『太平記』の世界
第5章 社会統合の転換
第6章 北山殿源道義
終章 南朝の行方-物語の場としての歴史
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著者は法制史が専門。
オーソドックスな政治史に終始するのかと思いきや、
後醍醐と尊氏を比較しています。
後醍醐はともかく、尊氏の状況判断についての記述は足利幕府の今後を占う上での導入になると思います。