- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062724920
作品紹介・あらすじ
産科医が産科学と現代社会を痛烈批判!医療による人工的出産こそが、母子の幸せを奪っている!お産を、再び女性たちの手に。
感想・レビュー・書評
-
極論すぎる。 賛否両論分かれる本。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
・助産院で妹の出産に立会い、本当に自然な出産をみることができました。
同時に、医療フルコースだった自分のお産はなんだったんだろう、と何度も考えるようになりました。
著者は開業産婦人科医で、妊婦には毎日3時間歩くようにいい、300回のスクワットを推奨しているそうです。
この本と出合い、もし「次」があるなら、出来るだけ自然なお産がしたいと思うようになりました。
感動する出産の場面を書いた部分も多いですが、第三章「西洋科学主義がお産をダメにした」や第四章にはあまり納得いかないところもありました。
お産には江戸時代のような生活がいいと、過去の時代を理想化したり、出産する妻を働かせる夫を批判する点など現実には即さない箇所が気になりました。
著者はアマゾンでもすべていい評価ではないようです。 -
自然分娩をしたいと思った。
まずは、パクパク、ゴロゴロ、ビクビクの生活の改善。足るを知る、農耕的生活に帰ること。
妊娠してから3歳までは子どもと一緒にいたい。 -
こんなお産があったんだ!という衝撃。
「食」の後に、命の始まりである「お産」に興味を持ったきかっけになった1冊。
2019.7.24
6年経過後、2回目を読んで見た。
あの時はサラリーマンで今は農業をやっている自分にとって、前回以上に、アツク、心を震えさせてくれる本。
まちがいなく、自分にとって、宝にしたい1冊。
「食」も「お産」も通じることがたくさんある。
これからも、物事の本質を大切にして生きていきたい。
2023/06/17
3回目 妻の妊娠で再読。
何回読んでも本来の自分に返させてくれる1冊。 -
自然なお産は喜びに満ち 輝く未来を作る
産科医が産科学と現代社会を痛烈批判!
医療による人工的出産こそが、母子の幸せを奪っている!お産を、再び女性たちの手に。
女が「女」に戻る瞬間が、セックスであり、お産です。とくにお産は、一生に何度かしか味わえない貴重な経験であり、生命を産み出すという行為の重大性において、女性の本質にふれる決定的な体験になる可能性があります。それくらい、お産は女性にとって大切なことです。医者がよけいな手出しをして、ザクザクと女性の大事なところを切ったり、赤ん坊を器具で引っ張り出したり、分娩台の上に縛りつけて、まるで手術でもするように子どもを産ませられると、女性は本当の「母親」、本当の「女」になる機会を逸してしまいます。お産は女が「母親」になり、本当の「女」になるいちばん大事な過程です。それをぶち壊しているのが、いまの病院でのお産だと思います。
●お産は人間に残された最後の自然
●お産で本当の「女」になる
●自然なお産に育児書はいらない
●安易に帝王切開をやるな
●産科医不足は問題ではない
●科学技術は人を幸せにしたのか
●くしゃくしゃのセックスのすすめ
●不妊治療に思うこと
●お産はスピリチュアルな体験
●宇宙の力を信じる -
2013.3月下旬 市立図書館
「しあわせなお産」を体験したい。
そのためには、覚悟をきめて、やるべきことをやるだけなんだろうな。 -
長年、命の誕生に携わってこられた人だからこそ言えることが、ぎっしりと詰まった本でした。今、私たちの社会で最も大切にされているものは何だろう?私はちゃんと大切にしなければならないものを見失わずに大切にできているだろうか?読み終えたあと、自分自身に問わずにはいられませんでした。
-
吉村先生の著書。薬を使わない分娩は本当に女に生まれてきて良かった、何度でも産みたい、って思います。先生自身は変わった発言のひとでもあるけど、その言葉は、子を宿す母の偉大さに畏敬の念をもっての思いからなので心に響きます。
現代のひとは本当に医者が必要な分娩が増えていますね。周囲を見渡しても帝王切開や切迫流産や絶対安静やらの話を良く聞きます。先生によれば運動不足や栄養の偏りやらといった現代人ならではだとか。
出産前、一日3時間歩けと言われましたよ、今の時代なかなかそんな時間を持つことも難しいんじゃないでしょうか。お産は体力勝負です。 -
産み方はいろいろあると思う。これも一つの方法だと思う。(結構感動した)