- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062727402
作品紹介・あらすじ
「ピッカピカの〜」や「セブンイレブ〜ン、いい気分」を手がけた伝説のクリエイターが語る!「新しい」ものは必ずどこかに「懐かしさ」を持っている。それがなければ他の人の心に届かない。俗っぽく言えば、当たらないし、ヒットしない。
感想・レビュー・書評
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アイデアとは、思い出すこと
「新しいもの」は必ずどこかに「懐かしさ」を持っている
面白い問題を作れば、面白い答えが見つかる
物語るとは、対立、とキャラクターの設定、そして多重性
+誤解、裏切り、大逆転、道化
過去は常に新しく、未来は常に懐かしい
編集者とは何者かになるためのプロセス。これを本業だと思ったらおしまい(木滑良久)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
電通のクリエイティブ・ディレクターで『ピッカピカの一年生』や「セブンイレブン、いい気分」を手がけた杉山恒太郎氏の著書。どのようにして『ピッカピカの一年生』のテレビ広告は生まれたのか、当時の時代背景はどうだったのだろうか?そして、なぜ、あのテレビ広告は姿を消してしまったのだろうか?
杉山はこう言う。「僕たちの撮影現場でもあった小学校の校舎、当初はまだ味のある木造の建物がいっぱいあったのですが、それらが壊され建て替えられていくのとほぼ同時に、ピッカピカの子どもたちの姿が消えたように思います。」
子どもたちが、そして大人たちも、ピッカピカでありつづけるために、我々は何か見直す必要はないだろうか?
<目次>
第一章 「ピッカピカ」の精神の素
第二章 こうしてピッカピカの一年生は生まれた
第三章 ピッカピカの発想と技術
第四章 日本もピッカピカだった
第五章 ピッカピカに年を食うための思考法
あとがき
2013.01.22 さとなお氏のブログで見つける。
2013.02.03 予約
2013.05.29 読書開始
2013.05.30 読了 -
広告論のお話ではなく、著者が人生において、重要だと感じたコトバの数々を紹介してくれる、ビジネス書だと思う。
日々の生活に溶け込んでいるコトバをよくここまで拾い、残しているなと(講演を聴いたことあるので、その秘密は存じ上げてるが)。
杉山さんの人生の出発点〜現在までで、綴られる力強い詩のような感じ。
ただ、講演などの生の声を聴く方が面白かった部分も多く、魅力を本で出し切れてない感じがとても残念。
自戒も含めて「技術のない志ほど恐ろしいものはない」というコトバはとても共感を覚えますね。
でも、もっと面白くなったはずなのに、生意気にも勿体ないなと思ってしまう。