- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062727617
作品紹介・あらすじ
なぜ、彼らはどーでもいいことをしゃべり続けるのか
就活、婚活、フェイスブック、ツイッター……やりすぎ自己PRで墓穴を掘らないために
感想・レビュー・書評
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TwitterなどSNSに熱中するあまり、実社会で上手くコミュニケーションがとれない若者が増えているとのこと。
マッチングアプリでもそうだな。LINEはテンポよくやり取りが進むが、会うと寡黙な態度に驚愕したり、そんなこと日常茶飯事だという。
若者は沈黙を恐れ、すぐスマホをいじるそうだが、著者からのアドバイス。
沈黙になったら無理に話そうとしなくていい。自ら墓穴を掘らなくて済む。
ただ、口を閉ざして微笑んでいること。
沈黙を恐れない!
「心が折れそう!」と思った時、やるべきことは黙ること。
よし、沈黙は悪いことではないと知り、勇気が出た!
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12年の本ですが今にも通じる内容ですね。目の前の仕事をきちんとやること。感情を抑える訓練をして余計なことをいわないこと。周囲の人たちと協調していくこと。自己PRよりも大事なこと!
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いかにも旧来型の日本人的な発想の本。自信を持って自分自身の意見や価値観を明確に言葉で伝えることは、これからのグローバル社会では必要不可欠。特に若い人は失敗を恐れずに自己アピールするべきではと思う。若者の失敗を叩くような社会では日本の将来は暗いと思うから。
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若者論と推測して本書をとったが、20~40代について語られており参考にならなかった。また、2012年発行であるため4年間の時間差による変化は大きい。インタビューの根拠もなく、参照文献もない。友人の教員や社会学者の言葉を引用しているが、風聞レベルでしかなく、参考にならなかった。
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黙って微笑む
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自分のことを話すのは自己顕示欲からくる。みっともなく、他人に不快感を与える。沈黙を利用するくらいが良い。
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タイトルだけ読んで、「空気を読まずにやたらと自分のことだけを話す若者」のことを批判しているのかと思ったら、もともと自己アピールが苦手な日本人が下手にしゃべることの落とし穴や、ツイッターやフェイスブックの何げないひとことについて警告している本だった。
論点があっちこっちに飛んでつながりが悪い章もあるが、大雑把に言えば「自己表現しろというプレッシャーに負けずに、自己アピールはほどほどに」というのが著者の結論のようだ。
本書の中では、第四章の「ネット弁慶の立ち往生」がもっとも共感できた。自分の周りにも、若者に限らず、社交性は高いのに社会性の乏しい人間が増えているように感じる。そういう人達は、理想の自分と現実のギャップを埋めるために、SNSやネットのコミュニティに依存しがちで、安易な自己承認を求めているという指摘にはうなずけた(ここからは偏見かもしれないが、そういう人達は実社会では、必ずしも仕事のできる人とは限らず、友達も多くはなさそうだ。また、えてして自己顕示欲が強いようにも見える)。
ふだん漠然と感じていたことが「ネットの感覚をリアルに持ち込む、他者に押しつける」存在として、数々の取材を元に紹介されていたことだけでも溜飲が下がった。 -
自己顕示欲については人の振り見て我が振り直せ?(苦笑)
目の前のことをしっかりこなしていくのは当たり前だと思う。
結論として諦めろ、余計なことをするな、動くな、じっとしていろというのは、少々悲しい気が…。 -
自己顕示欲は誰にでもあるもの
それがマイナスに働くとたちが悪い -
現在の世の中はtwiiterやfacebook等自分を誇示して見せたい自己承認欲求が凄いということについて詳しく書かれている。今の若者も特に自己承認欲求が大きいらしい。