カウンターの中から見えた「出世酒」の法則 仕事が出来る男は、なぜマティーニでなくダイキリを頼むか (講談社+α新書)

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  • 講談社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062727655

感想・レビュー・書評

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  • タイトルからしてそういう雰囲気はあったが、「出世する人、しない人」という形での二項対立が露骨かつあまりに断定的で、読んでいてあまり気分の良いものではない。
    出てくる「出世人」の例をとっても、説得力を持たせるためとはいえ、「こんなにすごい人なのだからそれが正しい」というようなニュアンスを感じてしまって、違和感を感じる部分も多かった。

    おかわりの聞き方、氷なしの水、趣味に関する雑談、お礼の伝え方、……など、個々の話でなるほど、ということは多かったのだが、その奥にあるはずの精神までは伝わってこなかったのが残念。
    人のことを考え気遣う、そういった想いがまずあって、それが形になるのが上のようなTipsであるはずが、型だけが目立ってしまい、薄っぺらくなってしまっている。

    想いがあって行動となり、そのような心配りができるからこそ出世するのではないか。それを全部すっ飛ばして、氷なしの水をしたり顔で頼む、というような内容になってしまっていないか。

  • 酒が好きでバーに入り浸る私としては見過ごせない書籍だった。
    リーガロイヤルホテルのリーチバーの出身のマスターが語るカウンター越しの出世酒。
    とてもいい内容のものだった。
    ダイキリってあんまり飲まなかったけど、今度チャレンジしよう。ラムだし。
    しかもウイスキーなどでも良さそう。

    シチュエーション別のカクテルみたいのもあるけど、それは試してみたい人向けかな。
    個人的には、ある程度組み立てられるから、この知識をもとにさらに楽しみたいし、カクテルにも興味出た。

    ■目次
    第1章 「出世酒」は、こうして飲む(出世するための「酒活」
    酒で出世した偉人 ほか)
    第2章 酒席のマナーで評価が決まる!(「仕事酒」は2時間が原則
    バーでのNG行為 ほか)
    第3章 ダイキリを飲む男は出世する!(なぜダイキリは「出世酒」なのか
    バーテンダーの腕が“一飲瞭然” ほか)
    第4章 相手をうならせる接待の極意(バーテンダーの役割
    5年間連続売り上げ更新の秘訣 ほか)
    第5章 仕事で使える「シチュエーション・カクテル」(会社の人との「仕事酒」
    お得意様との「接待酒」 ほか)

  • 読み進めるほどにイタイ本だった。。
    テーマは面白そうなのに、文面がいただけない。
    ベテランバーテンダーから聞いた話を、ちゃんとしたライターさんが書いた方がよかったんじゃないかな。

  • 普段からバーに行く人だと、バー飲みの作法的な話に関しては、新鮮味が無いだろう。

    読んでいると、色々「うぅ〜ん」と思うことがある。しかし、著者がホテルバーの方で、カクテルがメインなので、ウィスキーを飲みに街のオーセンティックバーに行ってる僕からすると違和感があるのかも。

    あと、自分の店の客層の良さを書いているけど、そういう良質なお客さんは、自分の自慢のようなこと(例えば5年連続で売上更新とか)は一々言わないんじゃないかな?
    そういう方達を見て、それを読者のバーでの振る舞いの参考にしてほしいと思うのならば、著者自身がそうでないと。

    後半の、状況に応じたカクテルの選び方は、その文章はともかく、カクテルを覚えるのにいいかも。ただ、それならカクテル辞典でもいいのかもしれないが…

    バーにも色々種類があるし、飲み手も様々なので、この本が大変参考になる人、共感する人もいると思うけど、僕にはイマイチすっきりしない内容だった。

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