カウンターの中から見えた「出世酒」の法則 仕事が出来る男は、なぜマティーニでなくダイキリを頼むか (講談社+α新書)
- 講談社 (2012年6月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062727655
感想・レビュー・書評
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タイトルからしてそういう雰囲気はあったが、「出世する人、しない人」という形での二項対立が露骨かつあまりに断定的で、読んでいてあまり気分の良いものではない。
出てくる「出世人」の例をとっても、説得力を持たせるためとはいえ、「こんなにすごい人なのだからそれが正しい」というようなニュアンスを感じてしまって、違和感を感じる部分も多かった。
おかわりの聞き方、氷なしの水、趣味に関する雑談、お礼の伝え方、……など、個々の話でなるほど、ということは多かったのだが、その奥にあるはずの精神までは伝わってこなかったのが残念。
人のことを考え気遣う、そういった想いがまずあって、それが形になるのが上のようなTipsであるはずが、型だけが目立ってしまい、薄っぺらくなってしまっている。
想いがあって行動となり、そのような心配りができるからこそ出世するのではないか。それを全部すっ飛ばして、氷なしの水をしたり顔で頼む、というような内容になってしまっていないか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
酒が好きでバーに入り浸る私としては見過ごせない書籍だった。
リーガロイヤルホテルのリーチバーの出身のマスターが語るカウンター越しの出世酒。
とてもいい内容のものだった。
ダイキリってあんまり飲まなかったけど、今度チャレンジしよう。ラムだし。
しかもウイスキーなどでも良さそう。
シチュエーション別のカクテルみたいのもあるけど、それは試してみたい人向けかな。
個人的には、ある程度組み立てられるから、この知識をもとにさらに楽しみたいし、カクテルにも興味出た。
■目次
第1章 「出世酒」は、こうして飲む(出世するための「酒活」
酒で出世した偉人 ほか)
第2章 酒席のマナーで評価が決まる!(「仕事酒」は2時間が原則
バーでのNG行為 ほか)
第3章 ダイキリを飲む男は出世する!(なぜダイキリは「出世酒」なのか
バーテンダーの腕が“一飲瞭然” ほか)
第4章 相手をうならせる接待の極意(バーテンダーの役割
5年間連続売り上げ更新の秘訣 ほか)
第5章 仕事で使える「シチュエーション・カクテル」(会社の人との「仕事酒」
お得意様との「接待酒」 ほか) -
読み進めるほどにイタイ本だった。。
テーマは面白そうなのに、文面がいただけない。
ベテランバーテンダーから聞いた話を、ちゃんとしたライターさんが書いた方がよかったんじゃないかな。