- Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062729086
作品紹介・あらすじ
ドイツ一極支配の衝撃! ギリシャ危機の正体は何か? これからどうなるのか? 第一人者の経済学者による緊急出版!
第1章 ドイツとフランスを分裂させたギリシャの「毒」
第2章 90年債務不履行国家が、なぜ生き長らえたのか?
第3章 ノー・モア・アルゼンチン・ルール
第4章 真実に目を向けようとしない欧州
第5章 ギリシャ危機は「終わらない危機」
感想・レビュー・書評
-
東2法経図・6F開架:338.23A/Ta63o//K
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2015年に勃発したギリシャ発のユーロ危機に際して、当事者(ギリシャ)とユーロの主要国(ドイツ・フランス)、そしてIMFがどのように動いたかを、時系列で実況している感じの本。詳細な内容をテンポよく記述していて、ライブ感が良い。また、この200年弱の間、ギリシャが国家債務に関していかに杜撰であったかを指摘すると共に、「借金は、金額が増えると借り手が有利になる」という残念な現実を突きつけることも忘れていない。
ただ、日本がギリシャの真似をしようとしても、そうはいかないんだけどね。ギリシャの債権者は70%以上が他国なのに対し、日本の債権者は90%以上が自国民。すなわち、日本国は国民から借金を重ねたあげく、国民に対して「債務者として」君臨しているという、なんともおぞましい構造になっているから。。。 -
電子マネーの普及により、ユーロ離脱が容易になるとの指摘が面白い。
-
338.23||Ta