ハリネズミの道 (講談社文庫 あ 89-1)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 33
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062733311

作品紹介・あらすじ

留学生として南ドイツを訪れた日本人女性京。男女共同の学生寮に驚き、習慣の違いに戸惑いながらも、楽しい仲間に恵まれ、パーティにサッカー観戦、小旅行とドイツ暮らしに夢中になっていく。幸田露伴、文、青木玉を継ぐ筆者が、人との出会いと別れ、美しい街の息吹を詩情豊かに綴る、新感覚の長篇エッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • それぞれの季節の描写がきれい

  • これもブクブク交換でもらってきたもの。
    作者は、露伴氏のひ孫さん。
    植物に興味をもつことで優しい心をもてたと、母の玉さんがいうだけある。季節の描写がすごーくきれいです。夕暮れの一瞬をよく捉えた文章に、うーんとうなってしまいました。
    心に残ったのは、ドイツ生活について、先生からコメントをもらうところ。学問は、はやく答えを出し過ぎちゃいけないところもあるんですね。ついつい、せっかちにゴールを求めてしまう。反省。

    いい本勧めてもらいました。ありがとうございました。

  • ドイツに行ってみたいと思っているので、目につきました。
    私は楽しめました。

  • 駄作。何が言いたくて文を連ねているのかがさっぱり見えない。「ドイツに一年留学した女性が主人公の小説風エッセイ」と裏表紙にあるが、読んでもなぜドイツなのかわからないし、どんな女性なのかも見えてこないし、紀行文としても中途半端だし、言葉の選択はぴったり来ないし、これがエッセイのつもりか?そう言っとけばいいと思ってるんか?という状態で、つまり表す飾り文句を何も証明してない。何者にもなってない。わたしはこの本を留学仲間にもらったのだが、ドイツ留学の話だからと言って留学前の人がこういう本を読むのは時間の無駄だ。日本史の本でも読んどけ。

  • ドイツへ留学をした女の子の話です。少しエッセイ風。ドイツで様々な体験をする主人公と同じ目線で読み進められます。日本を外国から見た箇所がちょっと勉強になりました。

  • 青木さんの私小説。ドイツでの寮生活のお話。海外留学に興味のある方は読んでみてはどうですか?

  • 2〜3年前に買っていたけど、読んだのは最近。読んだ時の私は偶然にも、主人公と同じような境遇にあった。そして初海外を体験したあとでもあったから、彼女に共感する部分が多くあった。

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著者プロフィール

東京都生まれ。学習院大学文学部ドイツ文学科卒業、同大学院修士課程修了。翻訳・通訳などの仕事をしながら十二年間ドイツに滞在。帰国後、『ハリネズミの道』でエッセイストとしてデビュー。著書に『うさぎの聞き耳』『動くとき、動くもの』『幸田家のきもの』『幸田家のことば』『きものめぐり 誰が袖わが袖』、小説『風はこぶ』や絵本の翻訳『リトル・ポーラ・ベア』シリーズなど。編著に『幸田文 老いの身じたく』「幸田文 生きかた指南」ほか。NHK放送用語委員。曾祖父の幸田露伴、祖母の幸田文、母の青木玉とつづく幸田家四代の文筆家。

「2022年 『オーライ ウトーリ ひなた猫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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