機動戦士ガンダム外伝―THE BLUE DESTINY 講談社文庫 (講談社文庫 み 53-1)
- 講談社 (2002年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062735711
作品紹介・あらすじ
蒼き機体から名付けられた最新型MSジム・ブルー・ディスティニーを巡る地球連邦軍とジオン軍の息づまる攻防。連邦のエースパイロット、ユウ・カジマに「ジオンの騎士」ニムバスが迫る!「ガンダム」シリーズの隠れた世界のキャラクターが登場。詳細な語注を加えて完全ノベライズ。宇宙世紀年表も収録。
感想・レビュー・書評
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[評価]
★★★★★ 星5つ
[感想]
1996年にセガサターンソフトとして発売された『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』のノベライズ作品となっている。
ゲームの方もプレイしたことがあるが、主人公が喋らないという特徴を自分の考えをあまり表に出さない人物となっているのがいい感じだった。
ゲームの方は三部作だったので場面切り替えが唐突だった部分も多々あったけど、そのあたりが上手に繋げられていてよかった。
最終的には主人公のユウが徐々に自分の思いを表に出すようになっていたのが印象的に残っている。
巻末の架空の講演を文章化したものは大変に興味深かった。宇宙世紀時代の文明論、文化論といった内容はよくできていたと思うよ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
セガサターンのガンダム一年戦争外伝ゲームのノベライズ。疑似ニュータイプシステムを搭載した試作機をめぐる争いを描く。
作者はガンダム公式百科事典の編者でもあるが、非常に淡々と筆を進めている。この文体に好き嫌いはあるだろうが、ゲームのノベライズという元ネタの限られた世界に、ある種の"重み"を与えることには成功していると思う。 -
セガサターン用ゲーム「機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY」のノベライズ。
1年戦争当時、「EXAM」と呼ばれるシステムを搭載したジムに登場することになった連邦軍兵士ユウ・カジマ
「EXAM」にはある意図をもって開発されたシステムだった。
ファーストガンダム好きにはたまらない作品。
それ以外の方は、注釈をよく読んでね(笑)
自律AIのお話としては「ガンダムセンチネル」のほうが良かったかな・・・ -
講談社文庫の背表紙にガンダムという文字。それだけで買いました。
ガンダム世界における用語や兵器もそのページの欄外にイラスト付きでフォローされているので詳しくない人でも何とか読めるのではないかなあとか考えたりします。
この本のあとがきに代わるミナカ・ユンカースの講演録は、ガンダムの世界の取り様を語りつつ、笑わせ、頷かせる内容だったと思います。 -
ユウがジェガンに乗っている!!なんか良いよねこういう外伝系!!
アムロとかとどこかで関わっていたのが嬉しいこの一冊…。
にしてもモーリンまさかの他の男に…orz
ユウは相当出世したな…!! -
セガサターン用ゲームソフトのノベライズ。とは言え、パイロットの葛藤などがよく描かれている。欄外の絵付き解説はガンダム初心者にも親切。
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外伝。皆川さんのガンダムは油断して読むと結構面白い。