- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062738002
作品紹介・あらすじ
夏休み。一人旅に出た大学生の耕平は、自称家出少女の来夢ら見知らぬ男女八人と汽車に乗り合わせた。乗客を閉じ込めたまま夜の闇を走り続けた汽車は、彼らを奇怪な洋館へと導く。邪教の支配するこの世ならぬ世界で、次々と襲い来る異形の影の狙いは、謎の美少女・来夢なのか?長編ファンタジック・ホラー。
感想・レビュー・書評
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間違えて「春~」のほうから読んじゃったので、悔しいので「夏~」読了しました。
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清く正しいジュヴナイル・ホラー。主人公たちがまっすぐだし、被害者は終始いやなやつ描写されることでトラウマ軽減されてるし。
モチーフはゴシックホラーなのにアクションものになってる。
騎士な青年と少女の組み合わせだいすき…
初田中芳樹。 -
田中芳樹の作品に、これと同じように年の差カップル主人公達の話があった。
この話は来夢という少女と大学生の青年(名前は忘れた)の奇妙な物語だ。
エスパーみたいな力を二人は持つようになる。
これはそのシリーズの一冊目。
で、同じ電車に乗っていた乗客たちがみんな一緒に変な世界にやってくる。
最後は二人だけ元の世界に戻る。
そこでエスパーみたいな力を得る二人。
この世界では元々来夢(詳しく言うと親が)は関係あった。そして狙われていた。
年の差カップルという、奇妙な関係の面白さと不思議な世界のユニークさが面白かった。
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青春アドベンチャーがきっかけで詠みました。といってももう何年も前ですがようやく。
さわやかな読後感の作品で、飾らない主人公たちが良かったです。
ふくやまけいこさんの挿絵がぴったりでした。 -
田中芳樹作品。全4作。図書館で発見。ラストの一言がステキ!
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田中芳樹の異色ファンタジー。
もともとNHKのラジオ番組
「青春アドベンチャー」で放送されていて
それを聴いたのがこの作品との出会い。
まるで悪夢の中のような細密な描写が
なされている一方で、コミカルな人間関係も描かれており、読後感は爽やか。
割とおすすめ。 -
元は青春アドベンチャーから読んだ小説。耕平と来夢の想い合ってるとこがいいですね☆どんなピンチも絶対に二人いれば切り抜けられるんでしょう。全4巻
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美少女大活躍…とか言う表現だと、軽い物語になりそうだが、軽い事は軽いがどこかに腰を据えた部分があるライトファンタジー。
以降続刊で、秋・冬・春の魔術と続きます。
≪評価≫
インパクト─C
本の厚さ─C
登場人物の濃さ─B
共感度─B
読後の成長性─C
話のスケール─C
笑い─C
暖かさ─B -
作者が最も好きな登場人物コンビだという耕平兄ちゃん&来夢のシリーズ(窓辺には夜の歌、白い迷宮、春の魔術)の第1作目。魔術がらみの過酷な宿命を背負わされた少女・来夢と、それを助ける耕平少年の幻想怪奇冒険譚。魔術や超常現象が絡んだ話が元々それほど好きじゃない上、来夢ちゃんがいい子過ぎて、田中作品の中では、私はそれほどはまりませんでした。