死んでもいい: マニラ行きの男たち (講談社文庫 は 59-2)

著者 :
  • 講談社
3.38
  • (2)
  • (0)
  • (5)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 22
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062747844

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 大きいのが好き。

  • フィリピンに惚れ埋もれ落ちぶれ。
    フィリピン人妻が日本へ出稼ぎ。日本人の夫はふらふらふらふら。
    著者の取材から見えてくるもの、それはフィリピンがもつ魔力なーり

  •  フィリピンでは銀行に5万ドル預ければ永住ビザが取れる。物価は安いし、年中暖かい、年金暮らしの年寄りが老後をフィリピンで暮らそうと移住するひとが増えているらしい。永住ビザ取得条件には50歳以上と但し書きがある。悲しいかなこちらもクリアだ。

     フィリピンにはまる男たちの末路を語っている本書は、なぜだか魅力的だ。その理由が末尾の解説ページにちゃんと書かれている。目指せアメリカ一本槍で「強烈な目的意識」「前進思考の強さ」にほとほと疲れはてたおじさんたちが日本にあふれる。そんな彼らはフィリピンの「貧困の共有」ぶりを見て癒されるのだろう。

  • マニラの深みにハマった日本人男性の姿が、そしてフィリピーナたちの生活が生々しく描かれていて読みごたえがあります。女性という立場から見た男性の思考や行動、彼らを魅了するフィリピーナたちについての分析も面白し。

    女性作家がインタビューをまとめ、男性一人称をもって物語を綴っていく作りが、沢木耕太郎の逆を行っているようで新鮮でした。文庫本の関川夏央による解説が渋いです。

全4件中 1 - 4件を表示

浜なつ子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×