アンの青春 (講談社文庫―完訳クラシック赤毛のアン 2)

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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062750943

作品紹介・あらすじ

アボンリーの学校の教師になった16歳のアン。ギルバートや親友ダイアナたちと始めた村のささやかな改善運動や、家で預かることになった双子の世話にも追われる毎日。けれども「想像が開く王国」で心を遊ばせることは忘れない。少女から大人へ成長していく多感なアンを描く、好評完訳版シリーズ第2巻。

感想・レビュー・書評

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  • アンが先生として働く2年間の様子。まず16歳で先生をやることにびっくり。
    マリラとアンの家にまさかの双子の子供がやってきたり、身近な人物が結婚したりダイアナが婚約したり…
    最後はアンが大学に通い始める直前、彼女にもロマンスの予感を漂わせながら終わる。

  • アボンリーの学校の教師になった16歳のアン。ギルバートや親友ダイアナたちと始めた村のささやかな改善運動や、家で預かることになった双子の世話にも追われる毎日。けれども「想像が開く王国」で心を遊ばせることは忘れない。生徒たちに教える中で、決して鞭を使わないと決めていたアンだったが、ある時かっとなって使ってしまう。意気投合したミス・ラベンダーの元婚約者の話を聞いて、アンはあることを計画する。

    ギルバートと結構いい感じになるのかなと思ってたけど、それはまだ先の巻だった。まだ女の子同士の友情が中心。プリシアいい子だなー。1巻だとダイアナがほとんどですが、成長するにつれてちょっとだけ距離があいた感じ。ミス・ラベンダーがかわいいなあと、もう後半はニヤニヤしっぱなしでした。モンゴメリの描く女性たちは様々だけど、みんな生き生きしてて好き。現代のように自由な生き方が認められていたわけではなかったと思うのですが、自分にぴったりの居場所を見つけられたアンは幸せだろうなと思います。こんな風に想像力豊かなままでいられたら素敵。

  • 赤毛のアンシリーズ2冊目。16歳で学校の教師として働き、双子の世話をやき、村の改善運動を行う。マシューと突然の死やマリラの眼病があり、学校の教師の道を選択したアンの2年間を
    描いている。ハリソンさんやミス・ラベンダー、ダイアナの話など、少し成長したアンは未来の夫のことも少し頭に浮かんだりしてる。
    周辺環境が変わり、大学にも行けることになり、アンの夢はますます広がっていくのですね

  • アンが心身ともに成長していた。
    双子や生徒への接し方に、時折迷いながらも信念と落ち着きがあった。ギルバートとの今後がすごく気になる。

  • 八月のある日の午後遅く、プリンスエドワード島にある農家の玄関先の赤い砂岩の階段に、やせて背の高い"十六歳半”の少女が腰をおろしていた。

    アンが少し、おねえさんになる。
    アンのおっちょこちょいが減った代わりに双子のかたわれ、デイビーがいろいろしでかしてくれる。
    あとは素敵な友達が増えて、止まっていたように見えた運命が巡りくる。はっきり言って続きが読みたくなる第2巻。

  • アンが大人になってしまった。前回ほどの感動は薄れる。

  • 続きを読もうと思う。

  • 少女時代とかわらぬアンの想像力に、
    女性らしい優しさや知識が加わり、ますますアンが魅力的に描かれていた。アンに心を動かされる人間がたくさんいる中で、私もその中の1人になってしまった。ギルバートとのこの先が気になる…

  • アン・ブックスの中で一番の完成度だと思う。
    登場人物のキャラクターも確立した中で、無理なく作者の書きたいことを書いている気がする。

  • アンが16歳になったときのお話。学校の教師をしながら双子の世話をするアンをいい娘になったなあと思った一方で、空想遊びも忘れてないところは三つ子の魂。
    45歳にして少女のようなミス・ラベンダーのエピソードもよかった。100年も前の話なので、適齢期を過ぎた未婚の女性に対して風当りがきつかったと思う。でもモンゴメリの描くオールドミスは古き善き女性という感じでとても魅力的。

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