アンの愛情 (講談社文庫―完訳クラシック赤毛のアン 3)

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062750998

作品紹介・あらすじ

運命の人はきっといる。
私を見つけて。会いにきて。好評シリーズ第3巻

アンの待ち焦がれていた大学生活がはじまった。憧れの小さな白い家を借りての友人たちとの暮らし。育ちのいい美人のフィルを通して友だちの輪は広がり、小説もひそかに書きはじめた。でも、ある日、幼なじみギルバートから愛を告白され……ずっと親友でいたかったのに……。好評完訳版シリーズ第3巻。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ3作目。
    レッドモンドでの楽しいキラキラした大学生活。
    アンにはとてもヤキモキしたけど大きなハッピーエンドで良かった。
    ギルバート…死んでしまわなくてよかった…

  • アンの待ち焦がれていた大学生活がはじまった。憧れの小さな白い家を借りての友人たちとの暮らし。育ちのいい美人のフィルを通して友だちの輪は広がり、小説もひそかに書きはじめた。でも、ある日、幼なじみギルバートから愛を告白されてしまう。彼との友情を失ったことをつらく感じるアンだったが、親友ダイアナの結婚や夢の王子様の出現でめまぐるしいことの連続で、アンはあるとき自分の本当の気持ちに気づくのだった・・・。

    まさに今大学生という立場ではまったく私と同じアン。思わず物語の中に自分を重ねて、パティーの家に住んでいるかのような想像を膨らませては毎日が楽しくて仕方ないだろうなと思っていました。対照的に、私はアンのように日々を宝物のように大事に生きているのかなとも。アンの恋自体は私には経験ないので(王子様みたいな人なんて出会ったことないし、運命の人と思える人もいないなんて・・・現実ってつらいなぁ。笑)羨ましい限りですが、とても100年以上前に書かれたとは思えないくらい、いきいきとしたアンやプリシラが輝いていて、いくつになっても若々しい心でいたいなと思うのです。

  • 大学生活とシェアハウスが楽しそうで、アンにとっての新しい世界で、とても良かった。フィルも今までにないタイプで、ルビーとの対比も面白かった。美人で賢くて天真爛漫なお嬢さんで嫌味がないって最強では笑 言い方アレだけど、やっぱり知的好奇心のレベルが合った友達との会話って楽しいよなぁと思った。そうじゃない地元の友達は自分とは違う考え方を持っていたり、自分はしない選択をしたりするので、それはそれでとても貴重だし、成長によって差が大きくなっていくのも興味深いんだけどね。大学進学で新しいコミュニティを獲る一方で地元の親友たちと距離ができてくる感じ、リアルだった。この時代のカナダの話なのに、こういった共感ポイントがあるのも面白い。
    いいところどりのギルバート!!アンが気付くまでモヤっとしたけど、めでたしめでたしで良かったわ。
    あとは、この時代は人の死が身近にあるんだなと思った。死は老いと共にやってくるのではなく、感染症や病によって若者にも急に訪れる。若い友だちや知り合いを急に亡くした経験をすると、考え方が変わるだろうなと思った。人間いつ死ぬか分からない、後悔しないように決断しないと!てね。

    3巻の翻訳;掛川恭子さんの訳は、とても読みやすくてスラスラ読めた。訳された時代が今に近づいたのかな?

  • アンの大学生活の4年間のお話
    下宿したり、家を借りたり、仲間たちとの生活や遊び、男性とのお付き合い。アンは少しおくてですが、ギルバートは一途でした。小学生の時から。
    アンも気がついて良かった。人生これからですね。

  • 大人になって読み返したくなり再読。
    まさに青春だよねぇ
    新しいお友達とのびのびと勉学に励んで、楽しさを満喫してる
    一方で、亡くなる友達もいる

    親友が迫ってきたら嫌だわね
    でも愛情に変わったのが、お互いにとってほんとに良かった

    赤毛のアンシリーズは描写が細かくて、落ち着いていて、心がホッとする
    いやなやつも多いしなんてくよくよしてるの??と思ったりもするけど、それも人生、みたいな
    悲劇はすぐ近くにあるけどみんななんとかやっているのかもしれない

  • 子供のころシリーズで読んで、この巻あたりで挫折した。覚えてるのは1巻だけなんだけど、そのとき「なぜギルバートは短大を卒業するまで何年もアンと仲良くしようとするんだろう、都合のいい展開だナァ、でも仲直りしてよかった、ほんとよかった、アンはほんとはギルバートのこと好きだもんね」くらいは思いながら読んでたけど、大人になってみてその辺は片目をつむって読み続けてた。
    なんというかギルバートの片思いって病的。
    病的だけど女の子の憧れではある。少女マンガのセオリーを貫くし。

    『アンの青春』で、マリラにはギルバートのお父さんは戻ってこなかったし、ミセス・ラベンダーにはポールのお父さんが何十年も経ってからでないと戻ってこなかったという話があったけど、それらの布石があったのになぁ…。
    いや、でも、物語上そうでなくては、というのは確かにある。それが1番嬉しい。

    心の痛みを感じながら読めて、大学時代が蘇ったよう。にやにやしっぱなしだった。
    ロマンチック!

  • アンが学生の友達と仲良く暮らす白い家が素敵。周りの友人も魅力的。アンが鈍いけど、それでもずっと、気持ちの変わらないギルバートは少女漫画でも王道の男性像だと思う。

  • なんとなくよんでいます

  • 久しぶりに翻訳ものを読んだら最初読みにくかったけど、やっぱり世界で読まれてるだけあるなと(何故上から目線)思った。
    青春を読んでからゆうに十年以上経ってるけどあんまり支障はなかった。
    三ページの間に誰かの病気がわかりそして持ち直すという、現代の国内エンタメに慣れた身にとってはあまりの展開の性急さに度肝を抜かれるけど(笑)、でもそれをやっても駄目だとは思えないのは、これが素晴らしい作品だからなのか。
    とりあえず読み始めたんだからシリーズ最終作まで読もうと思う。

  • あぁあああーーーよかった
    第一作の忌まわしい訳注ノートにより、落ち着くところはしっていたけど、はらはらしました。


    すばらしい読後感でした。


    なんか、ぞわぞわぞわっと悟る瞬間に、あたしも出会ってみたいです。
    あたしにもあるのかな。

    てか、関係ないけど間違えて次第五作借りちゃった。続き読みたい・・うぅぅ

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