国税査察官 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 52
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062761031

感想・レビュー・書評

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  • 作者が新聞記者出身ということで、土台のしっかりした小説を期待して読んだのですが、期待はずれでした。
    全体として、わかりにくかった、という印象です。わかりにくいことをわかりやすく説明するのが、新聞記者の仕事なのに、事件の構図がわかりにくいまま、最後まで進みます。確かにこうした事件は、さまざまな人物の関係が複雑に入り組んで展開するのでしょう。それを解きほぐして、読者に掌を指すように提示するのが作者の務めなのに、時制の提示は不親切だし、混乱したままストーリーだけが進みます。
    実在の政治家をモデルにしたと思われる人物も登場しますが、その描き方がステレオタイプで、政治家同士の関係性も上っ面でしか描けていません。
    取材や、編集局内の描写は的確だと思われるので、記者としては有能な方だったのかもしれません。もう少し、小説の基本的な技法を学んでから書いてほしかったと思います。

  • 面白かった!そして難しかった・・。
    現役首相の汚職、政財界の大物とのからみ、、、
    自分には鮮烈な話だったけど、ついていくのに必死だった。

    余計な表現を排除して必要なことだけ書いている印象。
    物語の展開がはやく、描写はあっさりしている感じ。

    複雑に絡み合った糸を解いていくのは、難しさがあるが爽快感も感じる。
    査察官も相当クレバーじゃないとやってられなさそう。。
    それをつくる著者はもっとクレバーな思考を持っている?!
    よくこんな話考えたなーと思った。

    というか、日本の政財界って現実にこんなに汚職ばかりなのか!?
    そりゃ皆無ではないだろうけど、この本を読んで、この業界の実情?を目の当たりにしてショックを受けた・・・。

  • てんぽよくよめる本

  • 読書完了日2009年07月18日。なかなか興味深い題材。ただ亨さんが佐々木さんに心を許すところはあっけなさ過ぎて「あり??」と思った。

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