- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062761031
感想・レビュー・書評
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読んだことのない著作者
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作者が新聞記者出身ということで、土台のしっかりした小説を期待して読んだのですが、期待はずれでした。
全体として、わかりにくかった、という印象です。わかりにくいことをわかりやすく説明するのが、新聞記者の仕事なのに、事件の構図がわかりにくいまま、最後まで進みます。確かにこうした事件は、さまざまな人物の関係が複雑に入り組んで展開するのでしょう。それを解きほぐして、読者に掌を指すように提示するのが作者の務めなのに、時制の提示は不親切だし、混乱したままストーリーだけが進みます。
実在の政治家をモデルにしたと思われる人物も登場しますが、その描き方がステレオタイプで、政治家同士の関係性も上っ面でしか描けていません。
取材や、編集局内の描写は的確だと思われるので、記者としては有能な方だったのかもしれません。もう少し、小説の基本的な技法を学んでから書いてほしかったと思います。 -
面白かった!そして難しかった・・。
現役首相の汚職、政財界の大物とのからみ、、、
自分には鮮烈な話だったけど、ついていくのに必死だった。
余計な表現を排除して必要なことだけ書いている印象。
物語の展開がはやく、描写はあっさりしている感じ。
複雑に絡み合った糸を解いていくのは、難しさがあるが爽快感も感じる。
査察官も相当クレバーじゃないとやってられなさそう。。
それをつくる著者はもっとクレバーな思考を持っている?!
よくこんな話考えたなーと思った。
というか、日本の政財界って現実にこんなに汚職ばかりなのか!?
そりゃ皆無ではないだろうけど、この本を読んで、この業界の実情?を目の当たりにしてショックを受けた・・・。 -
てんぽよくよめる本
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読書完了日2009年07月18日。なかなか興味深い題材。ただ亨さんが佐々木さんに心を許すところはあっけなさ過ぎて「あり??」と思った。