- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062764230
感想・レビュー・書評
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「普通」なのか? できることなら、このような人たちは普通であってほしくないな。ただ、自分のことが好きで可愛くてしかたがないという、東京人の一面が喘ぎ声として聞こえる気がする。
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ボイストレーナーの吉本を中心にした連作短編集。それぞれ濃い登場人物が出てきます。この作者の作品は、裏社会というかアンダーグラウンドなのか業界の話がとても面白い。全然知らない世界だけど、、、。声に対する描写も面白い。読んでよかったです。
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直前に読んだ本が読後感満腹(^^)だったので軽く読めるのを、ということで読み出したのですが。軽く読めるのですが、イマイチだった。☆2.5の感じ。
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読みやすかった。
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元ミュージシャンの吉本のボイス・スタジオを舞台にした連作風小説。吉本自身もゲイなのだが、ボイス・スタジオにレッスンに来る連中は一癖も二癖もあるヤカラばかり。吉本が前に出ずに脇役に徹して、変なヤカラの生態を際立たせる辺りが面白い。まるで現代日本の縮図のようだ。
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夢を追いながらも少しづつ破れていく。そんな人間の哀愁でいっぱいです。
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かつては売れないシンガーで今はボイストレーニングの講師、吉本。彼の生徒たちと吉本自身の、何者かになりたいという「喘ぎ」を綴った物語。
連作短編に近いつくりなのでそこそこ読ませるが、そこそこにしか楽しめない。「凶気の桜」の方が良かったなぁ。
暴力シーンは上手いんだから、もっとバイオレンス色を前に持ってきてもよかったはず。セックスシーンも描写は上手いが、主人公をゲイに設定しておきながら、ゲイ同士のセックス描写がないのは逃げに見えてしまう。 -
普通って何だろうね。
東京って、地方にいる奴らの寄せ集めだよな。
なんだか、単純に生きとけって言いたかったのかね。 -
なんか終わり方がいまいちなんだよなー。
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元売れない歌手でゲイの男性が教えるボイストレーニングの生徒達は、それぞれ人には言えない悩みを抱えている。トレーニングを通して少しは悩みが軽減されるものの、決して完全解決には至らないところがミソ。この中途半端加減が「無理しなくてもいいよ」と言われているようで、なんとなく暖かい。