愛でもない青春でもない旅立たない (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062764926

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  • 青春が永遠に去らない、話。

    男女の微妙なもつれとか
    桃太郎の描写にあわせた男女の情事とか
    みんなに知られず絵を描いていた元彼女の個展で見たアレとか
    ソレが誰のアレで俺のじゃないとか
    青くさい話。

    五反田団という劇団の主宰がはじめて書いた小説らしいです。
    わりと好き。

  • タイトルに惹きつけられて読む。
    大学生の心の中身。
    夢と現実とよくわからなさに翻弄された。
    こういう思考の流れ方は、
    昔の自分に重なる。こういう感覚、忘れていた。

    前職が五反田だったので、五反田の景色を思い起こしながら読んだ。

  • 悪くないけど小説としては物足りなさも。大学生のゆるゆるでありがちな生活が一人称で語られていく、その語りは過剰すぎず不足もなく巧いな、と思った。まとまりすぎてて物足りないのかな。でも前田司郎という人への興味は失われず。他の作品や舞台にもふれてみたい。

  • 2010/05/18購入。五反田の街。大学生のふらふらともやっとした日常。

  • 読者を選び過ぎるかな。
    大学生向け。

    テーマはなんだったんだろ?

  • 建築現場でのバイトのシーンがいい。

  • 5年くらい前に読んだらきっともっと感想は違ってたと思う。
    でも今は、こういうの、もういいや。

  • どこかギクシャクした言葉がならんでいるのだけれど、

    リズムがあうともう、ね。

  • 分かるなあ、って所が多々有った。

    沢山の人の中に居て、ふと、「今此処で、私が誰かをどうにかしてしまわないって、なんで分かるんだろう」って思うもの。

  • 五反田小説。目黒川にちょっと夢が持てる。
    主人公はバカだ。そしてなにげにモテるよねこういう奴は。

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著者プロフィール

1977年生まれ。劇作家、演出家、俳優、小説家。和光大学人文学部文学科在学中に劇団「五反田団」を旗揚げ。2005年『愛でもない青春でもない旅立たない』(講談社)で小説家デビュー。同作が野間文芸新人賞候補となる。2006年、『恋愛の解体と北区の滅亡』(講談社)が野間文芸新人賞、三島由紀夫賞候補、2007年、『グレート生活アドベンチャー』(新潮社)が芥川賞候補に。2008年には、戯曲「生きてるものはいないのか」で岸田國士戯曲賞受賞。同年、『誰かが手を、握っているような気がしてならない』(講談社)で三島由紀夫賞候補。『夏の水の半魚人』(扶桑社)で第22回三島賞。その他の著書に、『逆に14歳』(新潮社)などがある。

「2011年 『小説家の饒舌 12のトーク・セッション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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