- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062770453
感想・レビュー・書評
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本書を一言で説明するのは難しい。が、やはり北海道自然愛、とりわけ知床の自然愛と自衛隊愛だろうか。
ヘリ部隊の隊長であった??はある事件がきっかけで自衛隊を除隊するが、その後も自衛隊ヘリ部隊の繋がりで、民間ヘリサービス会社でパイロットとして再就職。業務の一環で携わったドクターヘリ業務において知り合った医師の??と懇意になるが、過去の事件から今一つ踏み込めない。そんななかドクターヘリの業務終了後に事件に巻き込まれていき、それが過去自衛隊時代の人間関係を明らかにしていく。巻き込まれた事件は知床を原始知床に戻す壮大な計画であったが、ロシアマフィアとのかかわりから殺人を含む事件に拡大していくのだ。
恋愛関係は小説ならではの、常軌を逸した世界が広がるが、まあ、ストーリーを繋ぐネタとしてはあってもよい。オオカミを自然保護のネタに使う発想は、本書のポイントの一つかもしれない。スケールが大きいし、展開が早いのでどんどん引き込まれるが、読後感としては印象が薄いかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
北海道 ヘリの救助に向かった救助隊員
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話しのテンポは良かったけど、盛り上がりに欠ける、、、エピローグのカムイとモモの話は良かったなぁ。
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最後の盛り上げ方が・・・、残念。
謎という部分も物足りない。
でも、テンポよく話は進んでいきました。 -
ドクターヘリ×知床+オオカミ すっきりしない。
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過去の人間関係を背負った医療ものかと思って読み始めたら、ハードボイルドな話でした。
登場人物が多く、ちょっと混乱しましたが、人と人の繋がりが分かると話が面白くなってきます。
ちょっとオカシイ考えの登場人物が多いかな。
話の筋は面白かったけど、筋トレとかバイクの詳細は不要。ダラダラ書かれているので、そこはざっくりと読み飛ばしました。 -
北海道の大自然でドクターヘリを操縦する元自衛官、事故に端を発する関係者の失踪、自然保護の裏に潜む陰謀も絡みスケールの大きい話に仕上がってます。結構面白く読ませていただきました。